▲ 2013年山初め – 寝姿山・高根山 (343m)

高根山 山頂

坂を登り終えた直後は、坂の途中から続く木立のため展望はイマイチ。
少し先にあるアンテナ施設を回り込んだところが山頂で、ここからの景色は素晴らしい。東伊豆方面は白浜を綺麗に見下ろし、その先に伊豆諸島が浮かぶ好展望。振り返れば西~北西の山々が連なり、蓮台寺駅周辺の街並みも一望出来る。
これでアンテナ施設が無ければ言うことは無いが、それが気にならないぐらいに整っている。
施設で半分ぐらい占有されているため、あまり広い山頂とは言えないけど、芝が生えそろっていて、腰を下ろす場所には不自由しないし、寝転がったりも出来る。低山で道路が近い割に、静かなのも嬉しい。
伊豆に馴染み深いhikaruは感慨も一入だったようで、低山の魅力を再認識。

昼食はいつもの通り、カップ麺とおにぎりとコーヒー。そして今回は期待の新人、謹製のベーコンをその場で炙って頂きます。2作目の今回はマサラを塗して紅茶で燻してみたんだけど、これが自画自賛の旨さ。
今回のブロック肉は脂身が多めだったので、炙りとの相性が抜群だった。何より、絵面がアウトドアっぽくていいよね。

下山

下りはそのまま北側の斜面を経由して、西の蓮台寺駅に向かう。こちらのコースも寝姿山からの道とは印象が異なり、杉や竹林なんかもあって変化に富む。苔が生えた岩場が多少滑り易いぐらいで、特に危なげな箇所も無く、スムーズに下山。

山を出る直前、正面と沢を挟んで向かいの斜面から2匹の柴犬が登場。少し後から地元の人が登って来たので話を聞くと、元猟犬・元猟師の方。今でもイノシシやシカを狩っているらしい。柴は人馴れしていて可愛かったけど、やはりどこかしら精悍な顔立ちをしている。
最近はタイワンリスの被害も多いようで、報奨金の対象になっているのだとか。

蓮台寺 金谷旅館

下山するとすぐに民家が現れ、伊豆急の踏切を渡って10分も歩けば蓮台寺の駅に着く。隣を流れる蓮台寺川の水は澄んでいて、川辺を歩くのが気持ち良い。


駅前を通って橋を渡り、5分も歩くと 金谷旅館 が見えてくる。ここの「千人風呂」は日本最大の総檜風呂で、ゆったりと浸かるには最適。


入浴を終えて、その後のプランを検討。
当初の計画としては、下田まで歩いて寿司等を食べるという案もあったのだが、何となくのスケジュールよりものんびり過ごしていたので、全体としては1時間押しの状況。
山頂での昼食からそれほど時間が経っていないため、それほど空腹ではないこともあり、伊豆界隈で夕飯にせず、そのまま蓮台寺から東京に戻ることにする。ここまでがあまりに充実していたので、今日のプランにおける夕食のウエイトが下がったのも一因。
お腹が空いたら東京で食べるということにして、伊豆急・東海道・山手線と乗り継いで渋谷へ。

横浜を過ぎる頃にはすっかり空腹を覚えたので、渋谷で 東京トンテキ に向かう。
今まであまり気にしていなかったのだが、メニューを見ると “特盛” という品目があり、この2人ではそれを避ける手立てが無いという不可抗力から、揃って特盛をオーダー。豚肉500gというのはここ数年では胃に収めた記憶が無い。2人とも無難に食べ切ったけど、本日の消費分を余裕で上回るカロリーを摂取してしまった…
まぁ、この場合食べても食べなくても後悔することが目に見えているので、どうせなら不完全燃焼よりもやり切った上で後悔しようということで、我々らしい締めだった。

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