ウフフ♪ 北陸新幹線 – 金沢・能登 (1日目)

前々から行きたいと思っていた石川県。3月14日に 北陸新幹線 が開通し、東京からのアクセスが劇的に良くなって身近な選択肢に加わった。
そろそろ暖かくなりつつあるし、良い機会なので行ってみようと思い立ち、2泊3日でプランニング。身近とは言っても、そうホイホイ行けるわけでもないので、折角なら能登も含めて回ってみることに。

北陸新幹線

東京駅から8時少し前の北陸新幹線に乗車。
北陸新幹線の中で東京~金沢間を結ぶ列車には、各駅停車的に3時間掛かる「はくたか」と、急行的に2時間半で飛ばす「かがやき」の2種類があり、今回乗ったのは前者の方。東京~京都間がのぞみで2時間強、ひかりで3時間弱なので、それと大差無いことになる。

新型のW7系車両はさすがに新しく、普通車の座席でもなかなかの広さで快適。ヘッドレストが上下にスライド出来るようになっていて、これが何より嬉しい。

途中、黒部宇奈月温泉駅の辺りでは、車窓から北アルプスが壁のように聳える姿が見えた。

JR 金沢駅

11時少し前に金沢駅に到着。金曜日に行ったため、駅周辺はそれほど混雑していない。
金沢駅はそれほど多くの路線が乗り入れているわけではないので、構造は比較的シンプルで、駅前のバス乗場も1区画に集約されているため、行先によっては遠く離れた乗場まで歩かされる…といったこともあまり無いようだ。

近江町市場

この日の天候は、1週間ぐらい前から予想されていた通りの雨模様。到着時点では降っていなかったけど、降り始めるのは時間の問題と思われた。
そろそろ昼食時なので、まずは 近江町市場 に向かって歩くことにする。都内では既に散り始めているが、金沢の桜は丁度満開。

駅から10分ちょっとの近江町市場。
海産物を中心に百数十店が建ち並ぶ、まさに金沢の台所と呼ぶに相応しい場所だが、5年ほど前に再開発が行われたらしく、割とスッキリと整理された印象。
築地は卸売としての色が強いのに対し、こちらは一般人が手を出し易い売り方になっており、観光者向けに海産物をその場で食べさせてくれる店があちこちにある。

早速、生牡蠣や紋甲イカの串焼き、甘えびコロッケ、どじょうの串焼きなどを買い食い。
どじょうの串焼きは金沢名物の1つのようだが、正直「物凄く旨い!」とは思わなかった。地元の人曰く「まぁ昔はよく食べた」「今は酒のつまみに年1・2回」という位置付けらしい。
最後に海鮮丼を食べて、ひとまず海産物ツアーは一旦終了。

金沢21世紀美術館

市場を出ると小雨が降り始めていたので、とりあえず 金沢21世紀美術館 に向かう。
途中、通り掛かった しいのき迎賓館 横の広場にテントが沢山設置されていたので、何だろうと思って調べてみると、どうやらこの週末に何かしらの催しがあるらしい。日曜は1日市内観光に充てる予定なので、その際にここにも立ち寄ってみることにする。

さすがに今更説明の必要が無いぐらい人気の美術館、平日でも混雑している。これは休日に来ても、まともに鑑賞するどころではなさそうだ。屋外系の展示は晴天時に来るのがベストなのは言うまでも無いが、今回に限っては小雨交じりでも平日の内に来てしまって正解だったかも。
お気に入りは、真っ白な部屋に空だけがぽっかりと口を開ける『Blue Planet Sky (タレルの部屋)』。

長町武家屋敷跡

美術館から折り返して、長町武家屋敷跡 界隈を散策。
土壁と瓦屋根が多く残るエリアで、商業的な施設が比較的少ない分、静かな街歩きを堪能出来る。
全然関係無いが、途中の路地で見付けた「シークレット」なる看板が何なのか、非常に気になる。検索しても、関係無さそうな探偵社ぐらいしかヒットしないので、何の店なのか判らずモヤモヤ。

金澤斉や

17時にホテルにチェックイン。手早く荷物だけ下ろして身軽になり、金沢駅裏手の タイムズカーレンタル へ。
明日はレンタカーで能登に向かう予定で、半島をぐるっと回るのにほぼ1日を要する。タイムズは20時閉店のため早朝出発して時間を稼ぎたいが、開店は8時からなので、それより早く出発するには今日の内に借りておく必要がある。
カーシェアを契約しているプレミアム会員は料金据え置きで前日17時から借りられるので、今晩の内にホテル近くの駐車場に停めておけば、明日は何時からでも出発出来るというわけ。
自宅近くにはタイムズの店舗が無く、普段はあまりこの恩恵に与れていなかったのだが、今回は歩いて行ける範囲に店舗があり、初めて有効利用出来ることとなった。

ホテルの専用駐車場は8時まで出庫が出来ないため、近くの24時間営業の駐車場へ。専用駐車場は一晩1,000円だが、こちらは夜間最大500円。結果的に安上がりだった。


その後はバスで再び駅まで戻り、20時から 金澤斉や に向かう。地物の懐石を気軽に食べられる、雰囲気の良いお店。愛想は無いけど腕は確かなご主人と、気立ての良い女将さん+お母さんという、鉄板の組み合わせだ。
家人が妊娠中であることを伝えていたため、足元にヒーターがあるカウンター席や、膝掛けなどまで色々と配慮して頂き、とても楽しく料理を頂くことが出来た。


最後はホテル裏手の銭湯 松の湯 で脚の疲れを癒し、24時にはぐっすり就寝。
2日目 に続きます。ウフフ。

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