6月に予約して待ち望んでいたプラモデルが、やっと届いた。最早 “国民食” と言って差し支えないであろう、あのカップヌードルをバンダイが1/1スケールで再現した狂気のプラモデルだ。
細かい説明は 商品ページ が詳しいので割愛するが、実際のカップヌードルを3Dスキャンで忠実に再現。特に凄いと感じたのは “粗密麺塊構造” と、パーツのはめ合わせで再現されている容器のロゴ。
外装
くどくど書くより完成品を見てもらう方が早いと思うので、まずは容器から本物との比較でお見せしたい。以下、いずれも左側がプラモデル、右側が本物のカップヌードルだ。
注意書きやアレルギー表示はマーキングシールだが、すべて超精密なモールドが彫られているので、その気になればスミ入れの要領で塗装も可能。ロゴ周りも一部に欠ける部分があって、こちらもシールで補う形になっている。今回、丁度それっぽい塗料を持っていたので、サフを吹かないと色乗りが悪い白抜きの部分以外は塗装してみることにした。
ちなみに最近は本物の容器が「バイオマスECOカップ」というものに変わって若干モソモソしているのに対して、プラモデルの方は旧来の発泡スチロールや紙っぽい雰囲気でエッジが立っている。昔のカップヌードルに慣れ親しんでいると、むしろプラモデルの方が本物っぽく見えるかもしれない。
シールの場合でも、つや消しのトップコートを吹くだけでプラスチックっぽさが抑えられるのでオススメ。
麺塊
3Dスキャンによるディティールは凄いが、やはりそのままだとプラスチックっぽさが抜けない。ここまで緻密なモールドがあれば、ちょっとした塗装でかなりリアルに見えるはずなので、こちらも少し手を入れてみることにする。
具材とフタ
エビだけはシールが付属しているものの、タマゴ・謎肉・ネギを塗装するので、エビも塗装することにした。全体的に本物よりも鮮やかな印象になったが、どちらかと言うと調理後のイメージに近いと思う。
フタは貼って剥がしてを繰り返せるよう、縁だけに弱く糊が付いている。何度も繰り返しているとすぐ粘着力が無くなりそうなので、出来ればスペアでもう1枚付けて欲しかったが、律義にフタ止めのシールは付いていた。
振り返り
最終的に今回使ったマーキングシールは、NISSINロゴ、「やけどに注意」「電子レンジ調理不可」「移り香注意」のシールのみ。
何せ「食べ物をプラモデルで組み上げる」というのが初めての体験なので、終始新鮮な感覚で楽しむことが出来た。ほんの少し手を加えるだけで驚きの完成度になるポテンシャルを備えているし、普段プラモデルを作らないという人でも、是非塗装にチャレンジしてみて欲しい。ド素人の自分でもそれっぽく仕上げられたから、ハードルは相当低いと思う。
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