念願の益子・笠間1泊旅 (1日目)

1年前に益子を訪れた 後、情報収集していて見付けた フォレスト益子 。暖かくなったら泊まりに行こうとストックしていた。
コロナでゴールデンウィークの予定が立たなくなった代わりに4月に泊まろうと考えたが、直前になって東京都の新規感染者数が急増して断念。一旦小康状態になった6月にも再度予約を入れたものの、やはり直前で急増して断念。
半ば心が折れ掛けた状態で泣きの3回目は、何と台風直撃の予報。ここまで来たら何が何でも行ってやろうと心に決めた。

幸い台風は南に逸れてくれたため、1日目は普通の雨程度で済みそう。当初は真岡エリアを回ろうかとも考えていたのだが、外歩きは最小限に留めるプランに変更して、真っ直ぐ益子に向かうことにした。
8時過ぎに家を出て、和光ICから東京外環、三郷JCTで常磐道に入り、谷和原ICで下りる。ここから益子までは長い一般道になるが、大半が常総バイパスというほぼ一直線の60km/h道路。長閑な田園風景に囲まれているので、非常に快適だ。

茶屋雨巻

11時半過ぎに最初の目的地である石窯ピザの人気店 茶屋雨巻 に到着。駐車場脇には雨巻山・御嶽山への登山口があり、思わず吸い込まれそうになる気持ちを必死で抑える。開店直後だったので待たずに入れたが、12時を過ぎると満席。雨と山間という条件で、この人の入りは凄い。山小屋風の落ち着いた佇まいは、緑に囲まれたロケーションと相まって居心地が良い。トイレは一度外に出た離れにあり、これもまたちょっと楽しいので是非。

今回はマルゲリータ、シシリアーナ、クアトロ・フォルマッジ、そしてスモークサーモンのグリーンサラダを注文。我が子がピザを安定して食べるようになってくれたので、少しずつだが旅先のレパートリーが充実してきている。
ピザはどれも文句無しの美味しさで、人気振りにも納得。3枚を時間差で焼き上げてくれるので、焼き立てのピザを食べ続けることが出来て感激だった。
デザートに石窯焼きりんごとコーヒーまでしっかり頂いて退店。益子は去年訪れた かぼ茶庵 も良かったし、ランチの選択肢が豊富で素晴らしい。

益子陶芸美術館

続いて、益子陶芸美術館 へ。 以前 共販センター 周辺を回った際には時間が足りなくて断念していて、今回ようやく入ることが出来た。
実用的な器だけではない、益子焼の様々な魅力が紹介されていて、コンパクトながら見応え十分。

フォレスト益子

益子エリアは入浴施設があまり豊富とは言えず、少し離れた 宮の街道温泉 江戸遊 でリフレッシュしてからフォレスト益子へ。
若干分かりづらいのだが、展示室や研修室、天体観測施設等を含めた総称がフォレスト益子。その中で宿泊施設のみをフォレストイン益子と呼ぶようだ。建築家・内藤廣氏による設計はモダンで無駄が無く、森の中というロケーションとの調和が取れている。

全10室はレギュラーツインとデラックスツインに分かれていて、違いはロフトの有無。全室標準でベッドは2台が常設、3名以上の場合はエキストラベッドを追加してもらうことになるが、この際に3人目のベッドは1階に追加、4・5人目のベッドはロフトに追加となるとのこと。つまりベッドのみに関して言えば、3名以下での利用ならレギュラーとデラックスに違いは無いということになる。
料金は利用人数で変わってくるが、大人2人と添い寝の子供1名という我が家の場合、レギュラーで税込11,000円、デラックスで税込13,200円となる (安い!) 。レギュラーで全然問題無いけど、差額が小さいし、今回は初めてでロフトも見てみたいのでデラックスを予約した。

部屋は十分に広くて窓も大きく、ロフトの天井も高いので開放感抜群。サービスは最低限とのことだが、基本的にタオルさえあれば問題無いし、不便と感じるような点は一切無かった。
唯一気になったのは、隣の部屋の音がそれなりに聞こえる点ぐらい。深夜までどんちゃん騒ぎするような客層が泊まる場所とは考えづらいので、それほど神経質に考える必要も無いだろう。

創作料理 暁

夕食は18時から施設内の 創作料理 暁 で頂く。
部屋から徒歩10秒というだけでも有り難いが、函館直送の魚介を好コスパで提供してもらえるという素晴らしさ。宿泊客メインなのでガヤガヤ騒がしいこともなく、子連れでも安心してゆっくり食事が出来る。器は勿論、益子焼。

栃木の美味しい野菜や那須郡司豚、そして函館直送の魚介はどれも美味しく、ボリュームも上々。今回は宿泊費が安く上がっている分、飲食はケチらずにいこうと決めていたが、家族でお腹いっぱい食べても1万円に収まってしまった。お酒を3杯しか飲まなかったとはいえ、この手のお店の相場より随分リーズナブルだ。

20時に店を出て、後はのんびりと過ごすだけ。
部屋でまったりするのも良いし、外に出て虫の音に耳を傾けるのも良いだろう。

2日目 に続きます。

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