大原漁港「港の朝市」

大原漁港「港の朝市」

津々ヶ浦で少しのんびり過ごし、6時少し前から大原漁港に向かう。
さすがにまだ早いので途中のコンビニで時間を潰したりしながら、とりあえず7時に大原漁港着。イベントとしての規模感が分からないのでどんなもんかなと思っていたら、何と1時間前の時点で列が出来始めていた。
千葉県は何気に伊勢海老の漁獲量が日本一で、この大原漁港も伊勢海老を売りにしているようだ。

日陰が無いので暑いし、1人だと飲み物も買いに行けない状態で、じっと待つ。
恒例イベントである伊勢海老が当たるビンゴカードを1枚200円で販売していて買いたかったんだけど、イベント開始は9時半とのこと。1人でそこまで長居はしないので、今回は諦めた。

開場

その後も列はどんどん延びていき、自分の位置からでは最後尾が見えないぐらいの状況。7時50分には列が交差点まで達してしまったようで、危ないから10分前倒しで開場することになった。

場内は固定の販売スペースがあるわけではなく、すべて朝市用に仮設された出店が並ぶ形態。テーブル席も結構な数が用意されているものの、あの大行列を賄えるはずもなく、争奪戦が始まる。自分は1人なのでテーブルは諦めて、立ち食いスタイルで各店を回ることにする。
漁港の朝市なので海産物が中心ではあるものの、スイーツ系も何店かあったりして、案外バリエーション豊か。そうは言ってもひたすら魚介を食べたくて来ているので、魚介以外に胃袋の容量を割く余裕は無い。

売りである伊勢海老は豪快に並べて焼かれ、1尾2,000円。手が出ない値段ではないけど、1人で食べても感動を分かち合えないのは寂しいので、これは次回以降に家族で再訪する時まで取っておくことにした。

他にタコの水揚げも良いようで、タコ飯やタコ串といったメニューも豊富。自分はタコが好物なので、とりあえずタコ串、他に地ダコとなめろうハーフ丼を注文した。どれも鮮度は言うに及ばず、特にタコ串は柔らかさとプリっとした歯応えが絶妙だった。

続いて、鯛のなめろう入り冷やし鯛茶漬け。晴天だと8時過ぎでも既に暑く、凍らせた出汁が身体に染み入る。鯛のなめろうは初めて食べたけど、やはりクセが無く美味しかった。

他にも定番の生牡蠣やイカ焼き、アメフラシの煮付けといったキワモノまであり、すべて食べ尽くしたいところだったけど、1人の胃袋では限界があり、最後にイワシのつみれ汁を啜って腹八分。満腹まで食べると帰りの運転で睡魔に襲われるので、これぐらいが大人の引き際だろう。

想像以上の活況で少々面食らいつつも、並ぶ価値がある充実のラインナップで大満足だった。夜中スタートがマストになるけど、次回は是非家族で訪れたい。


9時に大原漁港を発ち、45分程一般道を走って市原鶴舞ICから圏央道へ。帰りは予定通りにアクアラインと通過して、渋滞も無く11時半に帰宅完了。

急遽予定変更して突貫で組んだプランだったけど、期待以上に素晴らしい景色に出会えたし、漁港の朝市もしっかり堪能出来た。我が子も大きくなってきたので、今後は折を見て深夜出発プランを計画しても良いかもしれない。

DATA