太郎山の前泊周遊 – 日光

雨によって夏の予定が頓挫し続けていたので、どうやら晴れが確約されそうな月曜に1人でどこかに登ろうと思っていたら、日曜の予定が無くなり、日・月で身体が空いてしまった。

次の週末に尾瀬の予定を立てているので、山小屋泊を2週続けるのも極端な気がするし、金曜の夜に調べまくって、奥日光の太郎山という山に決定。

太郎山という山

日光の山といえば、やはり百名山の1つでもある男体山と日光白根山、そして駅からもよく見え、男体山と対の山として知られる女峰山辺りが有名。
太郎山はこれらに次ぐ2,367mで、伝承では男体山と女峰山の子供とされているのだが、地元の人でも登る人が少ないぐらいマイナーな山である。
自身初の日光山行で何故この山を選んだのかと言えば、他の山に比べると整備状況が不明で情報が少なく、誰でも誘えるわけではないことと、他のメジャーな山はいずれ誰かと登ろうという話が出ると思うので、どうせ1人なら、誰かと登ろうという時に候補に挙がらなそうな山にしようという魂胆。
日光駅前から始発のバスに乗れば、自分のペースなら夕方までには下山出来そうだった。

前泊宿の選定

宿は素泊まりで5,000円前後の宿があるものの、2名以上という制約が付いている場合が多く、1人で泊まろうと思うと案外選択肢が狭い。インターネットカフェでもあれば、それでもいいと思っていたのだが、日光周辺には無いようだ。
奥日光で宿を取ることは諦め、日光市街で探していると、駅のすぐ近くに 巣み家 というゲストハウスを発見。
2~3年前にこの辺を調べた時には、ゲストハウスなんて無かったような…と思っていたら、オープンしたのは昨年の5月だそうで、渡りに船とは正にこのこと。
というワケで、翌朝に早速メール。日曜なので、すんなり予約出来た。

下今市駅 日光珈琲・饗茶庵

前日は正午過ぎの電車に乗れば、16時ぐらいに日光に着く。
久我山を11時発の井の頭線に乗り、明大前で京王線、新宿で湘南新宿ライン、そして栗橋で東武日光線に乗り換え。

14時過ぎに下今市で下りて、日光珈琲・饗茶庵 まで徒歩で10分弱。
普通に通り掛かるような表通りではないので、ちゃんと情報を仕入れて行かないと迷う。
駐車場の奥の路地が玉藻小路と名付けられたスペースになっていて、日光珈琲の他に本屋とギャラリーが併設されている。(本屋は休業中)

雑誌などで取り上げられていることもあって認知度はそれなりに高いらしく、ランチとティータイムの間に行っても、席は結構埋まっていた。

店内は写真で見ていた通りに素敵な造り。
この手の店だとインテリアはあくまでインテリアで、実際に活用されていないようなケースも多々あるけど、この店は古い扇風機や照明器具がちゃんと現役で稼働していたりして好印象。

一人客は他に居らず、若干恐縮しながらスープカレーセットを注文。ドリンクが付いて1,600円は都内でもお目に掛からない値段設定で少し怯んだが、旅行中のイベントということで割り切った。他にオムライスやガレットなどもある。

日光 ゲストハウス 巣み家

15時過ぎに日光に到着。前回訪れたのは3年近く前の正月
チェックインの前に、普段あまり行く機会が少ない駅裏手の川の辺りをブラッと散策してから、16時に本日泊めてもらうゲストハウスに向かう。

地図で確認したので場所は分かっていたけど、想像以上に近くて驚いた。
中に入ると、お店の奥さん (女将さんが適切? ご夫婦で経営されている) が居たので、受付と周辺の観光スポットを教えてもらいながら荷解き。
案内してもらった2階の部屋は、これまた写真以上に素晴らしくて感激。無線LANも借りられるので、ストレスフリーで言うこと無しだ。

この日は自分が一番乗りで、他に常連の男性2人組、海外からの男女が来る予定とのこと。夕飯は常連の料理マスターが何か作る予定そうなので、席に加えてもらえることになった。