全国都市緑化フェアTOKYO

この１ヶ月、たまたま井の頭公園の端の方 (ジブリ美術館の辺り) を通ることがあり、そこで何かイベントが催されているのが気になっていたのだが、バタバタしていて、それが何なのか確かめないまま忘れてしまっていた。

別件で近場のパン屋を探していたら、なかなか評判の良い店を見付けた。
行こうと思ったら日曜定休とのことで、その日は諦めるしかなかったんだけど、サイトに「井の頭公園の全国都市緑化フェア会場内で出店営業」と書かれていた。
これはもしかして、あのイベントなのでは？と調べたら、やはりそうらしい。というわけで、吉祥寺に出るついでに早速行ってみた。

吉祥寺や井の頭公園に行く機会がある人でも、ジブリ美術館側によく行くという人は、近くに住んでいない限りはあまり居ないと思う。
自分も吉祥寺まで一応徒歩で行けなくはない距離に10年近く住んでいるものの、ジブリ美術館とは異なる方面からのアクセスとなるため、ほとんど縁が無いエリアである。たまたま通り掛かる機会が無ければ、この催しにも気付かなかっただろう。

緑化フェアはほぼ10月の１ヶ月間、都内の６会場で催されているイベント。名前が示す通り、緑との触れ合いを軸に東京都が主催しているようだ。
井の頭恩寵公園会場は徒歩だと吉祥寺駅から少し遠いが、公園の広大な敷地を使って、歩き疲れるぐらいの広さで各種企画が展開されている。
公園内は芝生が綺麗に整備されているので、単純に寛ぐためのスペースとしても有用。家族連れやペット連れが多く、憩いの場として賑わっていた。
敷地外から見て一際目立っていた建物の中は、天井から色々な花が吊るされた不思議な空間。

会場内を適当にうろつきつつ、目当てのパン屋に向かう。規模の割に飲食店はそう多くないこともあって、どの店も結構な列が出来ている。
ようやく見付けたパン屋の隣には武蔵野うどんの店も出ていたので、豪快に数種類のパンと「鴨汁つけうどん」と「焼うどん」を購入。
近くの芝生に腰を下ろして、子供や犬がはしゃぐ姿を楽しみながらのランチ。

パンは評判が良かっただけあって、生地がとても美味しい上にリーズナブル。路面店は家から近い場所にあるし、今後常用するパン屋の筆頭候補だろう。
武蔵野うどんは久々に食べたけど、武蔵野にしては少し汁が薄味だったような。汁を一緒に飲んで丁度良いぐらいの塩加減だったので、ゴミ処理を減らすために薄味に調整しているのかも。(深読みし過ぎか？)

緑化フェアは名前こそ聞き覚えがあったものの、実際にこういう形で接点があるイベントだと思っていなかったので、今回は意外な発見だった。
井の頭公園の南西エリアに足を踏み入れたのも初めてだったし、近場でもまだまだ未開拓の場所があるものだと再確認。
年内は引き続きバタバタが続きそうなので、来春に暖かくなったらしっかり散策してみたい。