mont-bell | ベビーキャリア

我が家の週末の行動を振り返ると、公園や軽アウトドアに赴く割合が多く、ベビーカーよりも抱っこしたり背負ったりする方が動き易かったりするんだけど、抱っこ紐だと長時間の運用に難が出て来ていることもあり、ベビーキャリアの購入を検討。

ベビーキャリアは予てから憧れのアイテムでありつつも、実際に使える年数を考えるとコストパフォーマンスに優れるとは言い難いため、ギリギリまで購入するか迷った。
10kg超を1日近く背負うこともあるのでフィッティングしてからじゃないと決められないし、そうなるとただでさえ弾の少ないオークションサイトで選ぶのがなかなか難しい。

荷室の容量や型落ちを含めて広く洗い出すと10種類ぐらい選択肢があって、レインカバーとサンシェードを含めた価格は1万円後半~5万円ぐらい。型落ちじゃなければ3万円台を中心に展開されている印象である。

登山に連れて行くつもりは無いので、タウンユースでも悪目立ちしない程度の存在感を前提に、比較的安価ですぐに店頭で試せるという条件だと、mont-bellのベビーキャリア に絞られた。
本体が18,800円で、外で使うなら必須の サンシェイド が2,000円。(mont-bellは “シェード” ではなく “シェイド” 表記)
レインカバー は今のところ不要なので、とりあえず税込みで2万円強と言ったところ。同程度の機能を備えるベビーキャリアとしては、これでも最安の部類。

製品詳細

剛性感としては価格相応な部分もあるけど、我が家でそこまで過酷な使い方は想定していないし、その分軽量 (2.24kg) なので取り回しは非常に楽。
数年前のモデルチェンジで背面長を調整出来るようになったので、幾分タッパがある自分でもしっかりフィットした状態で背負うことが出来た。多分、この調整機能が無かったら購入しなかったと思う。
適応体重が16kgまでとやや少ないけど、我が家で実際に運用する期間を考えると、多分これで十分なのではないだろうか。

収納部

収納部の容量は26Lあり、1dayのイベントなら全然問題無し。相方も「子供の荷物が全部入るから助かる」と喜んでいる。

着脱式のピローとサンシェイド

付属のピローと別売の サンシェイド が、それぞれ上部のポケットに収納出来るのもスマートで良い。サンシェイドの着脱は若干面倒だけど、そう頻繁に行うものでもないので、とりあえず許容範囲。

スタンドで自立

最近のベビーキャリアはスタンドを起こすと自立して座らせておけるようになるものが主流で、mont-bellのものもそうなっているのだが、左右への安定感はそれほどでもない。息子がもう少し大きくなってくると、暴れた表紙に倒れてしまうのではないかという不安はある。
あくまで一時的に置くことが出来る機能で、長時間置いておくものとは考えない方が良さそう。(これは本製品だけではなく、他社も含めたベビーキャリア全般の傾向と考えるのが正解かも)

調節可能なベルト類

子供の固定は長さが調節可能な左右3対のベルトで行う。ベルトはどれもアクセスし易く、一度慣れれば簡単にセッティング出来る。
抱っこ紐は親の身体に沿う構造のため、子供の股が大きく開いた状態になるのが気になったけど、ベビーキャリアだとそれが少ないので、股関節への負荷はかなり抑えられているように思う。
背負うと親とほぼ同じ目線になって視界が広いせいか、とても嬉しそうにしているのが印象的で、結局はこれが購入に踏み切る最後の一手となった。

機動性の高さが何よりの魅力!

街中で使う場合、エレベーターを探す必要から解放されるのがベビーカーと比較して一番のメリット。
ベビーカーとは違う形で周囲の邪魔になってしまうケースも発生するので、当然そこは注意が必要だけど、今のところ多くの状況でベビーカーよりも取り回しは楽になっている。
個人的には、山に行く頻度が減って鈍る一方の脚力を鍛え直せるという側面もプラスのポイント。