年内の山納めと言うことで、いつものメンバーで川苔山・蕎麦粒山に登ってきた。
この2山は 4年前の同じ時季 に2人で登っていて、奥多摩だけど良い意味で奥多摩らしくない雰囲気が気に入っているコースだ。
前回同様、スタート地点は青梅線の鳩ノ巣駅。
例によって遠方から参加のメンバーが居る関係上、スタート時間が8時過ぎとやや遅く、奥多摩駅からバスに乗る川苔橋よりも、駅から直接登ることが出来るメリットを選択した。
前回は冷え込みがキツく、一部で霜が降りていたり、山頂ではダウンを着込む必要があった。
今回は前日・当日とそれなりに暖かかったものの、1週間ほど前に降雪があったりしたので、前回と同程度の防寒具および軽アイゼンは携行。
しかし、登り始めると予想以上に陽射しが強く、薄手~中厚手の長袖2・3枚程度で十分。
コースの詳細は概ね前回同様なので省くが、前回通行止めだった一部区間が規制解除されていたりするので、その点に絞って書いておきたい。
JR 鳩ノ巣駅
民家の間を縫って10分ほどで登山道がスタート。しばらくは奥多摩らしいスギの植樹林を登る。今回通るルートではないが、川苔山周辺でクマ出没の情報あり。
大根ノ山ノ神
ここから大ダワに向かうコースは入口が少し分かりづらい。
大ダワ
ここから舟井戸に向かう2ルートの内、前回は右手のルートが崩壊により通行止めだったが、今回は通れるようになっていた。
タイム上はもう一方の直登ルートよりも10分早く舟井戸に向かえるようだが、こちらはこちらで右側が切れ落ちた細い道を歩くことになるため、そこまで楽なルートではない。
舟井戸
この辺りから、展望が開けた開放感のあるコースに変化する。
前回は霜柱が出来ていたが、今回はその気配すら無い。
川苔山 山頂
冬場ということもあり、富士山が鮮明で素晴らしい。登山客は我々を含めて20人ぐらい。
昼食は蕎麦粒山の予定だが、まだ先が長いのでおにぎり1つとウィダーinゼリーで補給。実はこの時点で相当ヘバっていて、本当に蕎麦粒山まで辿り着けるのか不安だった。10月に原因不明の全身筋肉痛により筋肉の組織が壊れるという症状に罹っており、その後症状自体は解消したものの、壊れた筋肉を十分に回復し切れていなかった。
先月のシダンゴ山 で軽い負荷に対しては問題が無いことを確認出来ていたものの、それを上回る今回は、想定よりも身体が仕上がっていないことを痛感した。
踊平
川苔山は尾根、またはそれに準ずる好展望の歩き易い道が続き、曲ヶ谷北峰から踊平まで、標高をぐんぐん下げていく。引き続き、雪を纏った富士山が秀麗。
日向沢ノ峰
好展望の尾根道が続く。
踊平から少しの地点で、蕎麦粒山まで幾つかのピークを越えるコースと、ピークを踏まない巻き道との分岐がある。どちらを選んでもタイムは同じだが、以降は蕎麦粒山山頂まで合流しない。
巻き道は尾根から逸れる形になるので、体力が許すならピーク越えの方が楽しめるはず。(我々は前回も今回もピーク越えを選択したため、巻き道の詳細は不明)
ちなみにピーク越えの場合は分岐直後に第1の急登が登場し、蕎麦粒山山頂直前に第2・第3の急登が控える。特に第1と第3の斜度が凄いが、途中から樹林帯を行き来して微妙に躱す第1に対して、第3の逃げ場が無いラスボス感はインパクト絶大。
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