▲ 山納め&リハビリ山行 – 川苔山・蕎麦粒山 (1472.9m)

蕎麦粒山 山頂

山頂のみに岩が固まっていて、風を遮りながらの大休止に適している。ピーク越えコースで登ってきた東側の展望が素晴らしい。それ以外の方角は樹々に遮られているが、この時季は落葉しているため、木々の間からある程度の展望を得ることが出来る。

この日は午後から曇りの予報だったが、幸いこの時点でも青空が覗いていた。今年は朝方晴れていたのに、山頂到着直後に雲に覆われるパターンが続いたので、天候の上では最後に今年一番の当たりを引くことが出来たらしい。

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下山

下山は時間との戦い。
コースタイム通りだとバス停到着前に陽が落ちてしまうので、出来ればその前に下山して、前回同様1本早いバスに乗りたいところ。

まずは木漏れ日の尾根道を一杯水避難小屋目指してグングン下る。あまり道幅は広くないが、この時季は落葉しているため視界が開けているし、落ち葉のクッションが利いて適度に歩き易いので、下山コースとして理想的。

一杯水

前回はチョロチョロと水が出ていたのだが、今回は残念ながら止まっていた。
ホースが刺さったペットボトルには綺麗な水が溜まっていたので、雨が続いたりすれば多少は出るのかもしれない。

一杯水避難小屋

相変わらず綺麗で、素晴らしいロケーション。
この時点で1本早いバスに乗れる計算が立ったので、ベンチで小休止。

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避難小屋以降のヨコスズ尾根で、ごく僅かだが枯葉の下に雪を見ることが出来た。多分、先週降ったものが残っていたのだろう。

滝入ノ峰から先は、スギの植樹林と落葉樹の自然林との境界を進む。
日没近いこの時間帯は特にかもしれないが、前者は薄暗く、後者は明るく開放感がある。写真で見ると、左と右が違う山のようで何とも不思議な光景だ。
やがて樹林帯だけの急坂に入り、いかにも奥多摩らしい鬱蒼とした道を延々折り返す。こうなってからが案外長く、疲れ切った脚には負荷が高い。

東日原バス停

配水所等の脇を抜けて、ようやく舗装路に合流。1本早いバスが16:17なので、待ち時間も無くベストなタイミングで下山出来た。
1台目のバスはすべての座席が埋まっていたが、2台目は我々だけで快適。(ちなみに東日原はこの路線の終端となるバス停)

バスに乗り、20分ちょっとで奥多摩駅に到着。バスに乗っている間に陽が落ちてすっかり暗くなったので、やはりあと30分下山が遅れていたら、ヘッドランプを取り出す必要があっただろう。
陽が暮れたら一気に寒くなるだろうと思っていたけど、この日はそうでもなく、結局持って行ったダウンジャケットは使わずじまい。

立川マシマシでもう1つの山に挑む

丁度ホリデー快速が出るタイミングだったので、ロスタイム無しで奥多摩を後にする。
入浴も前回同様、青梅線の河辺駅で降りて、駅前の 梅の湯 へ。山間部の風情と言ったものは無いけど、広くて綺麗だし、混み過ぎていないので快適。

最後は立川の 立川マシマシ でラーメン締め。
以前にも利用しているので、二郎系で超ボリュームだということは認識していたのだが、その中でもここがボリュームに特化していることまでは忘れていた。
友人達は「小ラーメン+豚マシマシ+野菜マシ」、自分は同じトッピングで「中」を注文。何が凄いって、「野菜マシ」の量。他店の「マシマシ」ぐらいある。混雑していたのでバラバラに座って食べていたが、友人達の山が全然小さくならない。(笑)
最終的に友人達は途中で無念のギブアップ。(勇気ある撤退とのこと。…ペッ)
自分は半ば意地で完食したが、寝るまでひたすら苦しかった。「試合に勝って勝負に負けた」感が凄い。次はもう、「小」でいいな…


何と言っても、やはり今回の問題は自身の登山体力が著しく減衰していたこと。以前の状態に戻さない限り、今までと同様のスケジューリングは難しくなってしまう。
幸い、次の本格的な山行まである程度期間がありそうなので、筋力回復に努めたい。

ちなみに今回は筋力的な不安からトレッキングポール2本使いで登ったけど、一部の道幅が細い区間以外、概ねポールとの相性は良好でした。

DATA

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