相方と我が子が週末不在なので、半日程度で回れる近場の弾丸ツアーを画策。数日前にフリード用のメッシュサンシェードを入手したので、それを試すなら涼しい場所で車中泊がベスト。
行きたい場所をストックしているマイマップで関東圏を物色していると、秩父の 雷電廿六木橋 に打ってあったピンを見付けた。これで “らいでんとどろきばし” と読むらしいが、振り仮名無しだと絶対読めない。
秩父と山梨を結ぶ雁坂トンネルの秩父側手前にあるループ橋で、土木やコンクリート技術に関する賞のほか、グッドデザイン賞も受賞しているようだ。
自宅からこの橋にアクセスする場合、秩父市街を抜けて国道140号で向かうことになるのだが、7月11日に落石が発生して通行止めになっていた。(ナビでも通行不可の表示)
復旧に4ヶ月程度を要する見込みだが、7月30日から建設中の滝沢トンネルを暫定的に通れるようにしたとの発表があり、それなら辿り着けそう。そんなワケで、今回は雷電廿六木橋を目指すことにした。

往路
国道299号で秩父へ
自宅を23時半に出発、一般道で秩父に向かう。いつもなら関越道を使うエリアだけど、夜中なら一般道でもスイスイ走れる。
所沢〜入間〜飯能と通過して、西武池袋線と並走する国道299号で山間を抜ける。日中には何度か走っている道だが、夜に走るのは初めて。走り屋とか居るんだろうかと危惧していたけど、杞憂だった。


秩父市街で国道140号にスイッチ
秩父市街地を過ぎると再び山間部に分け入っていく形になるけど、この先の “雁坂みち” は交通の要所ということもあり、民家や様々な施設が点在していて秘境感は薄い。


暫定供用中の滝沢トンネル
秩父駅前から30分弱で、暫定供用中の滝沢トンネルに到着。実際の落石区間はもう少し先で、このまま140号を進むことも出来るようだが、夜中にそちらに向かう用事は無いだろう。こんな夜中でも誘導員が24時間立ってくれているので、有り難くトンネルを利用させてもらう。

トンネル内はレーンが引かれておらず、三角コーンで隔てられた片側一車線。砂利道とのことだったが、下地の舗装までは済んでいるようで走り易い。
歩行者・自転車・二輪・ミニカーは通行不可、最徐行 (15km/h以下) での通行となっている。トンネルは約2kmでそこまで長いものでもないけど、最徐行だとそれなりに長く感じる。

大滝トンネルは、迂回路の無い幹線道路が災害等によって寸断されてしまうことを避けるために建設されている。今回の落石による通行止めは、正に想定されるケースが現実となったものと言える。
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