愛しの神戸 2005

週末2日に有給を1日使い、2泊3日で神戸に行ってきた。
先月の京都 は寒波に襲われて凍えながらの行軍だったが、今回は夏かと思うぐらいの暖かさ。着替えだけでも馬鹿にならない荷物なので、薄着で済むならそれに越したことはない。
天気予報で完全な快晴が保障されていたので、雨風対策はウィンドブレーカー1枚に任せ、必要最小限の荷物を鞄に詰める。

今回は限りある時間を有効に使うべく、始発便出発&最終便帰京というハードスケジュールを用意。始発便に乗るためには自宅からでは間に合わないので、新橋の漫画喫茶で仮眠をとって、明け方から羽田を目指す。

今回、というか毎回、旅行に行く場合はかなり綿密な計画を立てる。現地に着いてからの無駄を省くという意味もあるが、何より計画すること自体が楽しい。ネットと雑誌、集められるだけ資料を集めて、具体的なイメージを練っておく。

とりあえず、行きたい場所をピックアップ。異人館、パン工房、中華街、ポートタワー、モザイク、六甲山、旧居留区、トアロード、須磨水族館、高架下アーケード街、ハーバードランド。
興味があればそれぞれ各人で調べてもらうとして、とにかくその選択肢が多い。情報収集している段階でもある程度分かっていたつもりなのだが、現地に着いて、改めてその幅広さに驚かされた。

観光地に赴く場合、大抵は山と海、都会と自然、二者択一というようなプランにならざるを得ない。ところが神戸はそのどちらも非常に近いと言うか、ほとんど全ての観光スポットが、徒歩で回り切れる範囲に収まっているのである。
山と海に関しては電車なりバスなりを使うことになるものの、どちらも移動には1時間と掛からない。現に今回の旅行では六甲山と須磨海岸を回り、さらに市街地観光もこなすことが出来ている。バランス良くスケジュールを組むことで、単なる移動だけという時間を最小限に留めることが可能なのだ。

洋服と雑貨はとにかく店数が多く、細かい店をハシゴしていると何日あっても回り切れない。気になるカフェが多いことも、個人的には大きなポイント。

食に関しては神戸牛やパン、それにスイーツ関係が有名。とりあえず、パン屋がべらぼうに多く、1店1店が非常にエレガント。ジャムの取り扱いが多いのも特徴で、それらの試食環境が整っているのも素晴らしい。
焼きたての山食を買ってちぎりながら食べ歩く。本当に美味しいパンって、他に何も要らない。

南京町の中華街は、スケールとしては横浜の中華街に遠く及ばないのだが、気軽に食べ物を調達出来るというポイントにおいては、横浜よりも初心者に易しいと言える。メインに据えるには弱いが、他を回りつつ立ち寄るという使い方をするなら非常に有用。
屋台が多いから各自で好きなものをピックアップ出来るし、価格設定も非常にリーズナブル。

…とまぁ、神戸に関しては基本的にベタ褒め。時間が経って冷静になれば色々出て来るのだろうが、観光地としてのバランスは非常に良好。
強いて挙げるならホテルの立地によっては移動が極端に面倒になることと、移動時間が休憩を兼ねないため、休むタイミングを逃しがちな点だろうか。

今回だけでも相当ディープな観光をこなすことが出来たつもりではあるが、次は少し項目を絞って掘り下げてみたいと思っている。

コメントを残す