南ぬ島紀行 2013 (3日目) – 石垣島・竹富島

昨日の結婚式 から明けて翌日。本日も文句無しの快晴。10時半の船で竹富島に渡る予定なので、それを踏まえて8時に起床。
初日に買ったマンゴーに噛り付きつつ、チェックアウトに向けて荷物をパッキング。挙式関連の諸々は昨日の内に配送手続きを終えているので、あとは持ち歩く荷物のみ。

hikaruの置き土産

バタバタと支度をしながら、昨日hikaruから受け取っていたDVDを再生。何と、彼が前日入りして我々へのサプライズを手配するまでのメイキング映像。
実際に運んできてくれたスタッフとの打合せに始まり、我々が泊まった部屋に似た部屋を下見しながらの演出方法の相談まで、実に楽しそうで羨ましい。しかしこのDVD、こっちにノートPC持ち込んで、撮った映像をその場で編集したんだよな…
しっかりオチまで用意してくれて、本当に最高でした。

新離島ターミナル

ホテルにタクシーを呼んでもらい、離島ターミナルに向かう。
途中で郵便局に寄ってもらって、ご当地切手をまとめ買い。色々あって悩んだ結果、デザイン的にも可愛いシーサー切手に決定。

2007年オープンの新離島ターミナル。ここから幾つかの船会社が運行している。
昔はこういう複合施設ではなく、それぞれの会社窓口に行くようになっていたんだけど、1施設内にまとまったので便利…かな?
まぁ、以前も各会社は隣同士みたいな位置関係だったので、勝手はそう変わっていない。
マイナーな航路以外は各社共通で乗船券を購入出来るので、手近な券売所に行けばOK。最初は若干取っ付きにくい印象があるけど、慣れればそう複雑でもないと分かるはず。個人的に電光掲示板の時刻表が若干分かりづらいように感じた。

竹富島

竹富島までは15分の船旅。
30分間隔で運行されていて、行こうと思えば石垣から日帰りでの往復も余裕。今回は日程に余裕があるので、1泊してじっくり回ってみることにする。

ヴィラたけとみ

送迎の車に乗って、本日の宿泊地である「ヴィラたけとみ」へ。
島の集落からは若干離れた場所にコテージが並んでいて、離島の雰囲気を満喫出来る。
チェックインにはまだかなり早いので、とりあえず受付だけ済ませて荷物を預かってもらい、隣接する貸自転車屋で自転車を借りる。島では一番安いレンタル料とのことで、メンテナンス状態はそれなりだが、竹富島はアップダウンも悪路もほとんど無いし、とりあえず移動するだけならこれで十分。

コンドイ浜

丁度お昼の時間なので、食事処を探しつつ、まずは最寄りのコンドイ浜へ。
ANA石垣のビーチは若干”なんちゃって”だったし、川平湾は観光用の湾だったので、所謂「何もない青い海と白い砂浜」を目の当たりにしたのは、今回はこれが初めて。うーん、やっぱこれが醍醐味だよね。

竹の子

そうは言いつつもお腹は減るし、午後にも予定を入れているので、ビーチはまた後で来ることにして、まずは食事処を求めて村の方へ。
宿の人から「やらぼ」という店をオススメしてもらったんだけど、行ってみると残念ながらお休み。不定休で開いてたり開いてなかったりらしいので、この商売っ気の無さも島っぽさと考えるしかない。

というワケで、近場で似たようなジャンルの店となると、とりあえず 竹の子
商売っ気という点では対照的で、ガイド本なんかにも大体載っているし、この日も炎天下で順番待ちの盛況ぶり。
次の予定がここから近く、あまり離れたくなかったので、多少並んでもここで食べることにする。

自分は沖縄そば、奥さんはセットを注文。
そう言えば、石垣のコンビニで「ジューシーおにぎり」というのを見付けて、おにぎりに汁っ気は必要なのか?と不思議に思っていたのだが、どうやら “沖縄式炊き込みご飯” のことらしい。なるほど。

水牛車

食後はすぐ近くの 新田観光 で水牛車に乗り、村の中心部を1周。建ててる途中の新居があって、骨組みが凄く独特で興味深かった。
こういう独自の工法って、技術の維持が大変だと思うんだけど、既に赤瓦は石垣から持ってくるようになっているらしいし、この先何十年と残せるものなんだろうか。
あと、バナナの花を間近でちゃんと見たのは初めてだったけど、結構インパクトあるなぁ。

シュノーケリング ①

14時からシュノーケリング。今回は ストリートマリンクラブ というところでお世話になる。
団体客メインだったり、複数グループまとめて連れて行くところとは違って、ここは単独で遊ばせてくれるので、自分達のペースで楽しむことが出来る。

2時間で2ポイントを回り、自分は珊瑚も熱帯魚もこれでもかってぐらい堪能出来たんだけど、途中で相方が波酔いしてしまい、後半は自分1人になってしまったのが少し残念。
最後にクマノミが居る場所を教えてもらい、バッチリ対面出来て興奮気味に引き揚げ。終わってからも、シャワー等々のんびり使わせてもらえて有り難かった。

商売最優先ではなく、島での自分達の暮らしというものがしっかり軸になっている印象で、喧騒を離れて過ごすのであれば、こういう形が理想だなぁとしみじみ思った。
勿論、それはそれで大変なことも沢山あるはずなんだけど、それを含めての船長の佇まいというか、為人がとても魅力的でした。

パーラーぱいぬ島

宿に戻りがてら、「パーラーぱいぬ島」でかき氷を食べる。自分はパッションフルーツ、相方はぜんざい黒糖を注文。1杯400~500円は若干高めながら、ボリュームを見れば納得。
今までに冷たいものを食べて鈍痛に襲われた記憶はほとんど無かったけど、さすがにこの量を平らげると結構ズッシリ来る。

なごみの搭

島を見渡せる貴重な展望台「なごみの搭」。
高台にコンクリの物見台が設置されただけのシンプルな施設だけど、この階段が急過ぎ&滑り易くて、全然和めない。でも、上からの景色は素晴らしいの一言に尽きる。

コンドイ浜の夕陽

宿に戻ってちょっと落ち着いてから、再び自転車でコンドイ浜へ。
竹富島で夕陽スポットと言えば “西桟橋” が有名なんだけど、有名過ぎて人が多いので落ち着かないようなので、宿の人オススメのこちらに向かうことに。これは竹富に泊まらないとじっくり楽しめないものなので、滞在するなら是非とも観ておきたい。
ちなみに陽が落ちると街灯の無い真っ暗な道を戻ることになるので、ライト類は必携。

かにふ

そのまま外周道路を大回りして、村の東側に位置する かにふ へ。竹富島はかなり早く閉まってしまう店が多いようだが、ここは比較的遅い22時半まで営業している。
3年前に出来たばかりの店は小綺麗で、メニューは良くも悪くも島っぽさが若干薄め。島料理を食べ続けているなら気分を変えるのに丁度良い選択肢。 (勿論、島っぽいものもしっかり揃ってるけど)


風呂場の窓にヤモリが張り付いていた。どうやら、光に集まってくる虫を捕るために待ち構えているらしい。しばらく見ていると、お腹をブルブル震わせて「キュキュキュキュキュ…」と鳴き始めた。外を走っている時にやたら聴こえた鳴き声は、そうか君だったのか。

そんなこんなで朝から動き通しの1日が終わり、本日も心地良く快眠。

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