山梨秘境探訪 – 仙人小屋&奈良田温泉

奈良田温泉

12時少し前に店を出て、次にどう動くかをしばし思案。
天気の微妙さは相変わらずなのでアクティビティ系には持って行きづらいし、そうなるとやはり温泉が筆頭候補だろう。実は朝の中央道を走っている間に、「七不思議の湯」として知られる 奈良田温泉 はどうかという話が出ていたのだが、立ち寄り湯が14~15時半という狭き門だったこともあり、一旦選択肢から外していた。
しかし、仙人小屋から2時間弱と案外遠く、結果的に今出ればジャストタイミングで温泉に着くことが判明したため、勢いで奈良田温泉を目指すことに決まった。

奈良田温泉へは長坂ICから中央道に乗り、双葉JCTで中部横断自動車道にスイッチして、地名で言うところの「下田原」で下りる。ここからの下道がかなり長く、山間を1時間弱走らなければならない。今回は奈良田温泉を目指すのでスルーしたが、道中にもポツポツと温泉があるようで、機会があれば巡ってみたいところだ。

14時少し前に奈良田温泉に到着。
我々より前に6人ぐらいの1家族が14時の開始時間を待っていた。
宿の周りには何も無く、山に囲まれ、前には大きな川が流れているのみ。観光としては少し弱いが、のんびり過ごすには良さそうだ。

14時になったので、階段を上がって温泉へ。受付で入湯料1,000円を払い右の通路を進むと、すぐに浴場がある。
「木造りの露天風呂&総桧風呂 (内湯)」と「石造りの露天風呂&総桧風呂 (内湯)」の2パターンあり、時間帯によって男女が入れ替わるシステムらしく、このタイミングでは前者が男性に割り振られていた。ちなみに道路から見えていたのが「木造りの露天風呂」で、検索した際に一番ヒットするのもこれ。

まずはメインの「木造りの露天風呂」に入る。湯舟は8人で満員になるぐらいの大きさで、洗い場は無い。
正直なところ、写真で見た印象程の秘湯っぽさは感じなかったのだが、とにかく強い硫黄臭と湯のトロみ具合に驚かされた。個人的には今まで入ったどの温泉よりも強烈で、ここまで足を運ぶだけの甲斐は十分。

続いて、「総桧風呂 (内湯)」へ。
通路に飲泉出来る場所があって一口飲んでみたら、あまりの硫黄の強さに若干気持ち悪くなった。
内湯は露天風呂よりも幾分広く、人も少ないのでのんびり浸かれる…のだが、窓が開いていないために硫黄臭が凄く、先程の飲泉による胸のムカつきも相まって、あまり長湯出来ずに上がることになってしまった。少々心残りだ。

ちなみに我々が表に出たタイミングでは、入場待ちが発生していた。どうやら人数で規制を掛けているらしい。確かに露天風呂はあっと言う間に埋まってしまう広さなので、規制は止むを得ないところか。
ここに辿り着くまでがそこそこ大変な上に、賞味1時間半という短いチャンスなので、どうせ来るなら14時までに到着しておくようにしたい。

富士川クラフトパーク

その後は身延を抜けて東名に乗り、箱根の温泉をハシゴするというわんぱくプランもあったのだが、目当ての温泉が20時までで間に合いそうにないため、今回は大人しく東京に戻ることにした。

途中、ちょっと目に留まった 富士川クラフトパーク に立ち寄る。
道の駅 みのぶ や 富士川・切り絵の森美術館 を内包する巨大な公園施設で、カヌー場 や サバイバルの森 といった、子供が楽しめるコンテンツが満載。東京からはやや遠いので気軽に来る距離ではないのが惜しい。
そうは言っても、男3人が小雨パラつく中でやることは無いので、とりあえずソフトクリームだけ食べて終了。

高田馬場 末廣ラーメン本舗

小仏トンネル前で多少の渋滞に遭いつつ、20時過ぎに高田馬場に帰着。
何故高田馬場かと言うと、かつてhikaruと散々食べた「第一旭」に近い 末廣ラーメン本舗 に行くため。男の旅の締めはラーメン。間違いない。
明大前にあった第一旭が閉店して以降、最近すっかり縁遠くなっていた味だったけど、久々にハイクオリティな一杯を食べられて満足。