高尾エリアを深掘りしよう! – タカオネ

1日目 夕方

16時45分からディナーを予約しているので、その前に駅裏の 京王高尾山温泉 極楽湯 へ。
駅にくっ付いているとは思えない広さがあり、週末は登山客で混雑するのだろうが、平日はゆったり快適に浸かることが出来る。 ホテルで浴槽無しの部屋というのは結構割り切った感じがするものだが、この温泉があることによってプラマイゼロ以上になっている。

タカオネに戻り、レストランでディナー。
数日前にレビューを見ると食事がイマイチという感想が多くて期待値低めだったが、オープンから1ヶ月も経たない期間で色々アップデート中なのか、良い意味で前情報を裏切る味とボリューム。
コロナの影響でアルコールの提供が無いのは残念なものの、これなら次もレストランにしようと思える内容だった。

1日目 夜

部屋に戻って少し暗くなるのを待ってから、焚火をするため中庭に出る。背後に切り立った崖のような斜面が迫っていて、昨今騒がれている崖崩れが少し頭によぎるが、現在東京都による補強工事が進められているとのことなので、近い内に解消されそうだ。
宿泊客には薪1束と着火剤が無料、火ばさみと耐火グローブ、チャッカマンも貸してもらえる。基本的に手ぶらで問題無いが、火の粉を受けても平気な服装の方が良いだろう。(一張羅は避けよう!)
焚火台は10個設置されているが予約制ではなく、多分週末は早い者勝ちになるだろう。暗くなってからの方が雰囲気は出るが、あまり粘ると台が埋まってしまうので、その辺りは駆け引きになるかもしれない。

ラックから薪と椅子を取り出して準備開始。椅子はハイチェアとローチェアを選べる。薪割りも鉈ではなく薪割り台が用意されているので、小さい子が居ても安心。ここしばらくまとまった降水が無いので薪も良い感じに乾いていて、初心者でも難無く火を起こすことが出来る。

残念ながら保健所の関係で持ち込みが出来ないとのことなので、ドリンクは勿論、ベーコンやらマシュマロやらを炙るにもそれぞれ数百円掛かる。我が子はワイルドに炙ったベーコンをとても気に入ったらしく、夕食後でも2枚ぺろりと平らげていた。


1時間ほどで焚火を切り上げて、ケーブルカー駅まで散歩。参道の軒先には風鈴が提げられていて、涼しげな音色を奏でている。 夜の高尾は ナイトハイク で何度か訪れているが、駅に着いたらさっさと登り始めてしまうので、そう言えばこうしてのんびり夜歩きしたことは無かった。TAKAO 599 MUSEUM の芝生に寝転がって、星空も眺めるのも良い感じ。
この日は午後から雨が降り始める予報だったのだが、幸いにも夜まで降らずにもってくれていた。

5階から階段で上がれる屋上にもリクライニングソファが置かれている。夜景というほどではないが、駅と電車を眺めながら夜風にあたるのも面白い。

部屋に戻ってシャワーで汗を流し、駅の売店で買っておいた酒とつまみで乾杯。
翌日はさすがに雨だろうということで今日の内にやれるだけやり切ったし、かなり充実した1日となった。

2日目

朝から雨の予報なので、8時まで就寝。床置きのマットレスがやや薄く、腰痛持ちの自分は若干ダメージを受けたが、それ以外は快適な一晩だった。

9時にレストランで朝食を受け取り、部屋に戻って食べる。
昨晩のディナーもそうだったのだが、ここの食事はサラダが多めで嬉しい。サンドウィッチも美味しかった。

雨が止んだタイミングを見計らってチェックアウトし、昨日の TAKAO COFFEE でコーヒーをテイクアウトで全行程を終了。
あとはひたすら下道で帰るだけなのだが、高尾駅を過ぎる頃には見慣れた西東京の雰囲気に戻るので、いつもの旅行とは違う不思議な感覚だ。夕やけ小やけふれあいの里もタカオネも期待以上の収穫で、年内にでもまた行きたいと思える手軽なストックが増えた有意義な旅だった。

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