JR上越線 土合駅

谷川岳温泉 湯吹の湯オートキャンプ場 から徒歩5分の位置に、日本一のモグラ駅として有名な土合駅があったので行ってみた。
連休中日の日中は 谷川岳ロープウェイ への渋滞で近付くのも大変だし、駅前のスペースは登山客の車が占拠して停めることも出来ないので、タイミングを調整する必要がある。

JR上越線 土合駅

駅舎はスキー場のセンターハウスにありそうな正三角形の入口が印象的だが、それ以外はパッと見だと普通の駅としか思えない。
この駅の特徴は、駅舎および上り線ホームと下り線ホームの高低差。駅舎と上り線ホームは地上にあり、標高は653.7m。一方の下り線ホームは地中にあって、標高は583m。その高低差は約71mに及び、これが日本一のモグラ駅と呼ばれる所以となっている。

駅舎

入口には「ようこそ日本一のモグラえき 土合へ」と書かれた一枚板の看板が掲げられている。

エントランスそれなりに広く、今は役目を終えた切符売場がそのまま残されている。
切符売場の後ろにある役務室は 駅茶mogura というカフェスペースとして再利用されているが、今は臨時休業のようだ。

下り線ホーム (地上)

無人の改札を通過して、左右に延びる廊下を右に進むと下り線ホーム。丁度、水上行の下り列車が到着していた。ホームからは 土合山の家 も見える。

上り線ホーム (地下)

下りの階段

改札前まで戻り、今度は左に折れて地下の下り線ホームへ。

まずは長さ143m・24段の細い廊下を緩々と下り、広いトンネル状の階段が見えてきたらいよいよ本番。
ここからホームまでは462段・長さ338mあり、数字だけ見ると気が滅入るのだが、5段置きに3mのフラットスペースを挟む構造は足への負担が少なく、思ったより軽快に下っていくことが出来る。