▲ 2020年の遅い山初め – 棒ノ折山・黒山・岩茸石山・高水山 (969m)

2月半ばに1人で山初めをと思っていたのだが、事情により取り止めになり、別途3月頭にグループ山行を計画。しかし、悪天候のタイミングが続いて二度延期の憂き目に遭ってしまった。三度目の正直で何とか3月中にスケジュールを調整し、近年稀に見る遅い山初めを決行した。

当初は冬眠明けの1回目だし軽めで良いかと話していたものの、気が付けば4月も目前に迫るタイミングになってしまったことから、近場の低山を繋ぐ縦走にしようと計画変更。飯能側から棒ノ折山に上り、高水三山の内の2つ (岩茸石山・高水山) を繋いで青梅側に下りるプランに決定した。
1つ1つは軽いながらも、コース全長は14kmとそれなり。すべて一度は登っている山だが、それらを繋ぐ縦走はやっておらず、未踏区間があるので楽しめそうだ。

さわらびの湯バス停 → 白谷橋登山口

前日は20℃超、当日も24℃という春を通り越して初夏ではないかと思うような予報だったのだが、家を出た時点では案外寒く、乗り換えの電車待ちはなかなか堪える。
7時半に飯能駅に集合して、バスで8時半にさわらびの湯バス停で降車。この頃には上着無しで歩ける程度まで暖かくなっていた。

さわらびの湯 の横にあった芝生エリアは 別件 で馴染みのある場所だったのだが、一昨年からグランピング施設に変わるとの情報があり、その後どうなったのか気になっていた。横を通っただけなのであまり詳しくは分からないが、どう見てもグランピング施設として稼働しているようには思えない状況。Googleマップや検索でもそれらしいものがヒットしないところを見ると、立ち消えになってしまったのかもしれない。広くて快適だった芝生も半端な状態になってしまっているし、このまま放置せずに戻してほしいところだ。

舗装路を歩き、名栗湖 (有間ダム) の淵を南に回って、突き当りの白谷橋登山口から登山道に入る。

白谷橋登山口 → 棒ノ折山 山頂

杉林の道を進むとすぐに白谷沢と並走し、ゴツゴツした岩場の沢を何度も跨いでいく形になる。増水時は靴を濡らす場合もあるが、このところは雨も少なかったので水量が少なく、その心配は無かった。登山口から30分弱で崖に挟まれたゴルジュとなり、沢登りではないが、沢登りしているような雰囲気を楽しめる。

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20分程上ると一旦林道に出て、ここから地味でキツい区間が始まる。今時季は落葉していて視界が広いのでまだマシだが、急登や丸太の階段が30分以上続き、4ヶ月ロクに運動していない自分にはかなり堪えた。

10時半に棒ノ折山山頂に到着。標高は969mで、今回のルートでは最高地点となる。前回 ・ 前々回 と雲が多く展望はイマイチだったが、今回はスッキリと晴れ、周囲の山々を広く見渡すことが出来た。
少し早いが、この日はここで昼食にする。予報通りに20℃オーバーの暑さだったものの、涼しい風が通るのでカップ麺でも大丈夫だった。これで無風だったらカップ麺はゲンナリだった気がする。

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棒ノ折山 山頂 → 黒山 → 岩茸石山 山頂

11時15分に山頂を出発。ここから青梅方面に向かう人はほとんど居らず、一転して静かな山歩きが始まる。道の整備状況は良く、15分で次の黒山に到着した。
黒山はコース上の小ピーク程度で何もない場所だが、ここから岩茸石山まではそこそこ長いので、小休止しておくのに適している。標高は842.3m。

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黒山以降も尾根道をひたすら進む。展望はそれなりだが大きな変化に乏しく、ダレ気味になる。細かなアップダウンを経ながら、全体的には緩やかに標高を下げていく形だ。
名坂峠から岩茸石山山頂までは棒ノ折以来の急登で、短いながらも鈍った足腰には結構なダメージを与えてくれる。

13時過ぎに岩茸石山の山頂。標高は793m。こちらも12年前は微妙だったが、今回でようやく本来の展望を得ることが出来た。
時間的にかなり巻いていたので、その場で淹れてもらったコーヒーをゆっくりと堪能。やはり淹れたての至福感は素晴らしい。

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