▲ 今度はゾロゾロ – 棒ノ折山 (969m)

友人達と7人で久々に山に登った。
今回が初登山、もしくはそれに近いとなるメンバーが数人居るということで、慣れているメンバーとのバランスを考え、一昨年1人で登った棒ノ折 を推薦。ルートも前回同様に奥多摩側から登って飯能に下るパターンを選択した。

奥多摩川からスタート

当日の天候は曇り時々晴れの予報。
出発地点の川井駅に着いた時点では晴れ間も覗いている状況だったけど、それなりに厚めの雲も多く、やはり1日通しての快晴は期待出来そうに無い。

8時半に沢井駅前からバスに乗る予定だったけど、ちょっとしたアクシデントで乗れず。次の便は1時間近く先で、目的地のバス停まで歩いても1時間ぐらいということで、のんびりと車道歩きで登山口を目指すことにする。
台風の影響で異様に涼しい日が数日続き、この日から一気に暑さが戻ると言われていたけど、普通に歩いている分には、汗を掻くほどの暑さは感じなかった。
周辺のキャンプ場では林間学校で来ているらしい児童達が川遊びに興じていて羨ましい。

きっちり1時間で予定通り登山口に到着。空はほとんど雲に覆われて曇天になっていた。
確か一昨年も似たような天気で、その時は小雨がパラついたりしていたので、それよりは随分マシだと思うことにする。

前回は前後に誰も居らず、「大丈夫かな~、この道…」とか思いながら1人で登ったけど、今回はこちらも7人という大所帯で、前後にも団体が数組居るようだ。
展望の利かない暗い山道を1人歩くとさすが少し気が滅入るので、こういう山には大勢で来る方が楽しめて良いかなと密かに思ったりした。

奥多摩側からのコースは道が狭く、休憩に適したポイントも少ない。この日のようにメンバーが多く、前後に団体が居るような場合、本来のペースで歩いたり、思ったタイミングで休憩を挟むことが案外難しい。
ご高齢の団体を追い抜いたが最後、なかなか立ち止まれずにダラダラ進んでいると、初登山のメンバーが1人、半シャリバテ状態になってしまった。
少し前に追い抜いたグループが追い付いてきたので先に行ってもらおうと思ったら、その方々もこの辺りで休みたいらしく、互いに「先にどうぞ」と譲り合って往生した。こちらは身動きが取れない状態なので、この場では他に選択の余地が無い。バテたメンバーの回復を待って、休み休み山頂を目指す。

棒ノ嶺 山頂

沢を離れて以降、ヒノキと岩場の展望の無い道をひたすら登り、メンバーがいい加減ダレてきた頃に山頂に到着。
川井駅から3時間、登山口から2時間。諸々あって当初の予定より1時間遅れてはいるが、結果的にお昼ぴったりのタイミングで登頂出来たので、これはこれで問題無し。

相変わらず空は雲で覆われていたものの、1,000mに満たない低山なので、周囲の山々はそれなりに見渡すことが出来て眺望はそれなりに楽しめる。
この日は暑さを見越して冷たい麺類を用意していたのだけど、予報に反して山頂は結構涼しく、これならカップ麺でも良かったかもしれない。
友人からおにぎりやコーヒーのご相伴に与り、集合写真を撮って下山開始。

白根沢で飯能方面に下山

しばらく続く丸太の階段に悲鳴を上げながら、いよいよ本日のメインである白根沢を降りる。
この手の沢は経験の無いメンバーばかりだったので、それなりにビビりつつ、人によっては靴が浸水したりして、でもそれ以上に楽しみながら沢下りを堪能。この日は暑さが今ひとつで有難味が薄れたけど、やはりこの沢は素晴らしい。
丁度我々の下山時には他団体とのバッティングが無かったので、各人思い思いのペースで悪戦苦闘出来たのも丁度良かった。

さわらびの湯

有間ダム沿いをダラダラ歩いてクールダウンし、そのまま さわらびの湯 で汗を流す。
飯能駅までバスで50分、そこから西武線で池袋。バスに乗る時間はそこそこ長いけど、そこから都内に戻るのが比較的容易なので、アクセスとしてはそれなりに良好な部類と言える。


今年は他の予定を色々入れていた関係もあって、思ったほど山に登る機会が無かったので、8月は少し気合を入れて、登山体力の維持に努めたいと思う。

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