▲ リベンジ縦走 – 明神ヶ岳~金時山 (1,212m)

友人と2人、一昨年の明神ヶ岳~明星ヶ岳 と、先日の金時山を結ぶプチ縦走。
月曜からずっと快晴続きで、当初の予報では土日も雨の心配は無いと言われていたのに、蓋を開けてみれば見事な曇天でややガッカリ。今回は景色よりも登ること・歩くことに目的を切り替えて出発…

明神ヶ岳

小田急線と箱根登山鉄道を乗り継いで強羅駅に到着。今回はバスに乗らず、このまま歩いて登山口に向かう。

一昨年は北側から明神ヶ岳に登ったが、今回は南側からのアクセス。駅に明神ヶ岳への案内板などは一切無いので、事前に地図を確認しておく必要がある。以降も案内はあったり無かったりで、注意して歩かないと登山口までが遠くなりそうだ。

マップを拡大してもらうと分かるが、登山口に入って以降も、しばらく民家 (別荘?) の裏手を通る、鬱蒼とした地味な道が続く。40~50分は展望の無い薄暗い竹ヤブばかりなので、少し我慢が必要。

鞍部という明星ヶ岳との分岐点以降は景色の良いポイントが多少あるものの、基本的に山頂手前まではあまりダイナミックな展望は期待出来ない。木の階段とゴツゴツとした岩場が続くので、正直なところ、最初の1時間は我慢の時間と言えるかもしれない。

明神ヶ岳 山頂

山頂直前になると景色が一変、西側の斜面が大きく露出して周辺を見渡せるようになる。
…はずなのだが、この日は濃いガスに包まれてほとんど何も見えず。一昨年も似たようなものだったけど、雨が降らないだけマシだと思うことにした。

金時山手前まで適当な休憩ポイントが無いので、いつもより早い昼食にする。
今回は朝までカップ麺にするか悩み、結局荷物の軽量化を優先してつけ麺にした。もう少し暑くなると踏んでのチョイスだったのだが、結果的にはやや失敗。
友人がクッカーを持って来ていたので、暖かいコーヒーをお裾分けしてもらった。

明神ヶ岳~金時山

今回は少し長丁場の縦走なので、身体が冷えない内に明神ヶ岳を出発。

ここからは眺めのいい稜線歩きが続く。900m前後まで下るので、箱根の観光地を見下ろしながらサクサク歩くことが出来る。明確な休憩ポイントが無いので、暑い日は意識的に休憩・補給をした方が良いだろう。
小雨がパラついたり、雲間から太陽が覗いたり、この日は終始落ち着かない天気。

1時間強の稜線歩きが終わって矢倉沢峠を過ぎると、いよいよここから金時山。
前回は御殿場方面からアクセスした結果、山頂手前で一気に急坂が来て焦った。今回のルートは下山組が多く、擦れ違う人達に「こっちを登るのはキツいから珍しい」と言われてビビりつつも、縦走の勢いで一気に300mを登る。
前回のイメージで山頂手前が厳しいと思い、相当覚悟して登ったのだが、どうもこちらのルートはそうでもなかったらしく、やや肩透かし気味に山頂に到着。うーん、ラスボスが居ないRPGをクリアしたような気分だ。

金時山 山頂

山頂では少し日が差して、ようやく初夏の気分を味わうことが出来た。さすがに富士山は見る影も無かったけど、下界を一望出来ただけでも今回は満足。何せ前回は本当に何も見えない状況だったので…

友人が持参した魚肉ソーセージを約10年振りに食べ、しばしの休息。

乙女口バス停に下山

山頂は相変わらず狭い上に人が多く、のんびり過ごすにはあまり適さないので、20分ぐらいでそそくさと下山を開始。

南西の乙女口バス停まで1時間強。こちらのルートも景色の点で特筆すべきところは無く、利点は1つ先のバス停から駅までのアクセスが良いことぐらいか。
個人的に往路は今回の矢倉沢峠方面からのルート、復路は前回下山した夕日の滝方面へのルートが良いように思う。

今回の銃走路は観光道路と併走しているので車の音が近いのが少し難点ではあるものの、明神ヶ岳以降の展望とコースコンディションは非常に良く、女性にも適している。明神ヶ岳までのコースを無難に選べば、なかなかバランスの取れた縦走が楽しめるだろう。


これまでも丹沢・奥多摩・山梨方面と色々な場所で富士山を眺めてきたが、箱根では2回行って2回とも雨混じりと散々な状況。何とか年内にもう一度ぐらいはリベンジして、金時山からの富士山を拝んでおきたい。ちなみに翌日は再びの快晴…

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