▲ 金太郎伝説発祥の舞台 – 金時山 (1,212m)

昨日の勝沼単独行 に引き続き、土日連チャンでの日帰り山行。今回は3人。
同行者が去年から行きたいと言っていた金時山に登ることにした。

JR 足柄駅からの足柄古道ルート

金時山への登頂ルートは幾つかあって、非常にアクセスの良い山である。今回はバスの利用を嫌って、駅から直接スタート出来る足柄駅からのルートを選択。
電車で友人が「ある事情」により緊急下車したため、予定より30分遅れで登山開始。

人気の山ゆえに案内板などはよく整えられており、道迷いの心配は少ない。
金時山と言えば金太郎伝説発祥の山として有名で、案内板にも金太郎の像やイラストなどを添えてアピールされている。

駅からしばらく足柄古道、もしくはそれに並行する道を進む。
小さな滝が幾つもあり、涼しげで目にも楽しいのだが、足柄古道自体は舗装路なので、純粋な登山という趣には欠ける。

丸鉢山

そんな感じでダラダラと起伏に乏しい平坦な道を2時間ほど歩くと丸鉢山。
晴れていればここから西側の展望が望めるはずだが、生憎のガスでほぼ何も見えず。むしろ小雨が降り始め、かなり冷えてきたので雨具を着ることに。

丸鉢山からは一気に急な岩場が始まる。木の階段と鉄の階段とロープの岩場とが連続して、今までの甘やかされっぷりが嘘のよう。
俺は前日の急な下りで左膝に不安があったのだけど、ここで少し痛みが出始めた。こんなところでリタイアしてもどうにもならないので、とにかくひたすら登る。

金時山 山頂

丸鉢山から20分強で金時山山頂に到着。雨は止んだけど、やはり展望はゼロ。山頂自体は景色が無ければただの狭い岩場なので、ザックを下ろしてすぐさま昼食。

金時山はその狭い山頂に茶屋が2軒あって、茶屋自体と茶屋が外に設置しているベンチでほとんど占拠されている状態。
我々のような自炊組はそのベンチを使いたいところなのだが、ほぼ全てのベンチに「火気厳禁」と書かれて自炊に使えなくされており、限られた岩場に何とか座る場所を確保するしかなかった。

地蔵峠への下山ルート

当初の予定より30分遅れてスタートしているので、昼食後は早々に山頂を発つ。ここから丸鉢山まで同じ道を戻るので、先程の急な岩場をそのまま下りることになる。膝の痛みもそこそこなのだが、動かし続けている間は痛みが和らぐので助かった。

丸鉢山からは夕日の滝を拝むべく、金太郎ハイキングコース~足柄峠ハイキングコースを下る。
往路の足柄古道は舗装路と砂利道がひたすら続く (登山者的に) 悲惨なコースだったが、こちらはいかにもハイキングらしい、適度なアップダウンの山道で楽しかった。

夕陽の滝

夕日の滝は写真による事前情報だけではスケールが分からず、正直あんまり期待していなかったのだが、いざ着いてみるとなかなかの迫力。垂直落下の綺麗な滝で水量もそれなりにあり、飛沫が掛かるぐらい近付けるのが魅力。これはもっとピーアール活動に励んだ方がいいんじゃないかと思う。(混むのは嫌だが)
この日は寒く、バス時間の都合で長居は出来なかったけど、暑くなってからまた行ってみてもいいかもしれない。

地蔵堂バス停

10分程歩いてバス停に到着。途中に猪の毛皮が豪快に干してあった。
バス停前の茶屋で、9種類ある”おやき”の中から「くるみ」を注文。荷物を整理しつつバスを待つ。香ばしくて美味しい。

バスに乗って15分で大雄山駅、大雄山線で小田原駅、そして小田急線の東海大学前駅へ。強めの雨が降る中、駅から5分のスーパー温泉に浸かり、本日の道程が終了。


天気がイマイチで展望はほとんど得られず終いだったけど、このメンバーでの今年1回目ということで、まずはスタート出来たのは良かった。

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