9月初旬に納車 となった『ポルテ』を1ヶ月ほど乗ってみての感想。
基本的には週末のみ、新生児が居るのでそれほど距離は走っていないんだけど、大開口の電動スライドドアや、ロングスライドする助手席など、ポルテの特徴といえる部分についてはそれなりに勝手が分かってきたので簡単にレビュー。
小回り
近付いてみると遠目からの印象より若干大きいポルテだが、最小回転半径4.7mと小回りが利くので、Uターンや駐車場への出し入れなどは全然苦にならない。むしろ、ここに関してケチを付けると「運転技術の問題だろう!」とツッコミを受けそう。
街乗りでチョコチョコ走らせるには、本当に快適な車だと思う。
高速走行
100km/h程度なら必死感は無いものの、そこに至るまでの加速性能はキャラクター通りといった印象。街乗りでは比較的静かだと感じていたけど、高速ではさすがに結構な音がする。
グレードによって遮音性能も異なるらしいので、最上級の [G] だとどうなのか、多少気になるところ。
アイドリングストップ
復帰はスムーズでストレスを感じないが、ヒルスタートアシストコントロール (上り坂発進時の後退防止) との組み合わせにより、かなりの頻度で始動時に「ギギッ」という軋み音が聞こえる。
調べる限り、トヨタ車以外を含む他の車種でも発生する現象らしく、1ヶ月ほどで完全に聞こえなくなった。
運転席からの視界
正面~左右斜め前の視界は非常に良好。
Aピラーだけではなく、実はドアミラーの取り付け位置も左右でかなり異なっている。気にする人も居るようだが、個人的には全然気にならない。
逆に後方の視界は良いとは言えない。
バックモニターは有用と思っていなかったけど、ポルテではそれなりに活用している。
助手席側の電動スライドドア
助手席を前に畳んだ状態での後部座席への乗り降りは、30cmの低床と相まって快適の一言。
スライドの速度が若干遅いのは気になるけど、子供が開け閉めする際の安全性を考えると、今ぐらいでも良いのかなと思ったりもする。
運転席側後部座席のスイングドア
2012年のモデルチェンジから追加された機構。
他の車では当たり前過ぎて語るまでもないものだが、左側が電動スライドドア1枚のポルテでは、これの有り無しで使い勝手が別物になるぐらいの影響を持つ。(勿論、ある方が良い)
助手席のスライド機構
街乗りの場合は乗降し易さを優先して、畳んだ状態で一番前に収めておくのが基本。おむつを取り替えたり、車内で食事を摂る場合には若干下げてテーブルとして利用する。
後部座席の右側はチャイルドシートで占拠されるため、テーブル状態の扱い易さは重宝している。運転席から後部座席へもウォークスルーで楽々移動出来るので、奥さんへのアシストも迅速。
オート電動格納式のドアミラー (オプション)
ドアのロック/アンロックに連動して、格納/復帰してくれるドアミラー。無くても困らない贅沢装備だが、近隣のシェアカーでは搭載されていない機能なので地味に感動した。
F“a la mode Deux” に含まれる「スマートエントリーパッケージ」により自動的に適用される機能だけど、この機能単体でも選択するかと訊かれると、「1万円以上なら見送る」と答えるかもしれない。
でも、やっぱり便利は便利だし、人に優しいポルテには合っているとも思う。
室内の広さ
子供や荷物を持ち込んで乗っていると、試乗時以上に広さのアドバンテージを感じられる。特に助手席を畳んだ状態で後部座席に座ると、ちょっと異次元の広さで笑ってしまうほどだ。
少し屈むだけで車内を移動出来たり、後部座席の膝の前に荷物を置けるのは、単純に使い勝手が良い。これは本当に「部屋」と形容するに相応しい空間だと思える。
各種収納
育児中ということもあり、豊富な収納は単純に有り難い。
ただ、運転席と助手席のアッパートレイの底には滑り止めが施されていないので、硬いものを入れておくと運転時にカチャカチャ音がして結構うるさい。自分の場合は、この手のもの を底に敷くことで解消している。
傘立て
地味ながらポイントが高い傘立てだが、底に溜まった水を排出出来ないのが非常に惜しい。今のところ、都度ティッシュなりを突っ込んで吸わせるしか無く、底を取り外せるようにして欲しい。
マイナーチェンジでの改善を期待したけど、フルモデルチェンジまで待たなくてはならないようだ。
スピーカー
マイナーチェンジ前のポルテは、スピーカーが酷評されていたらしい。
比較していないので改善されているのか不明だが、2015年モデルに関して、個人的に不満は無い。まぁ192Kbpsぐらいのmp3を無線で飛ばしている環境なので、あまり高望みしていないのも事実。
天井スピーカーの追加 (一部グレードでは非搭載) はそれなりに影響があるようで、後部座席に座る相方にも「音がよく聴こえる」となかなか好評。
ステアリングスイッチ (オプション)
ポルテの内装はプラスチッキーではあるものの、ポップな世界観が貫かれているのであまり気にならない。ただ、ステアリングスイッチに関してはチープさが隠しきれていない感じがして好きになれない。
特に「音量UP」はペコッと押したまま戻らないことが多く、最初は「長押し機能?」とも思ったけど、「音量DOWN」はそうなっていないので、どうやら単純に戻りが悪いだけのようだ。頻繁に使うため、都度戻っているか気にするのは結構なストレス。
というわけで、納車から約1ヶ月の雑なレビューでした。
また気付いたことがあれば、適当に追記します。
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