▲ 陽だまりの山初め – 官ノ倉山・笠山・堂平山 (876m)

先週の ダイヤモンド富士 から1週間。去年の山初め は3月だったけど、今年は新年早々に自身の山行をスタート。1発目は昨年から延び延びになってしまっていた、外秩父七峰で足慣らし。

秩父はローカル線企画で三峯神社に行ったり、芝桜を観に行ったりしたことはあるのだが、山としては 3年前に雲取山 に登る際の起点に使ったことがあるぐらい。アクセスが悪くない割に、意外と縁が無かったエリアである。

石尊山、官ノ倉山

夜明け前5時の電車に乗り、東武東上線の小川町駅に7時着。
陽も昇って青空が見え始めているが、この時点での気温は2~3℃。駅からしばらくは平坦な舗装路歩きが続くので、ウインドブレーカーを着込んで出発。

今回はほぼ「外秩父七峰縦走コース」をなぞる形で進む。これは7つの山を縦走するとフルマラソン (42.195km) と同じ距離になるというもので、春にはこのコースを使ってハイキング大会が催されている。
基本的にはこのコースに沿ったプランにしようと思ったのだが、大まかなコースしか公開されておらず、手持ちの地図からそれっぽいコースを見繕って計画を立てた。

ちなみに今日のコース全般に言えることだが、この辺りは非常に神社が多い。最初に辿り着くのは、高台にある八幡神社。

山里の道をしばらく進む。
昨晩は相当冷え込んだらしく、至る所に凍結の印が見て取れる。雪は降っていないようだが、どこかしらで足場に影響が出ているかもしれない。

駅を出てから30分強で山道らしい道に入るが、これはスグに舗装路に抜ける。しっかりとした山道になるのは、出発してから1時間後。
縦走コースの道は全体的に整っていて非常に歩き易いのだが、山頂手前の30分はかなりの傾斜となり、歩き易いけど楽じゃない、なかなかの好バランス。

石尊山 山頂

9時少し前に石尊山に到着。344mという低い山だが、これがまた抜群の展望で驚かされた。見出しの写真は石尊山の山頂から撮ったもので、関東平野が大きく拓けている。
それにしても、眼下に連なる小さな山々の数が尋常じゃない。変な例えだが、ファミコン時代のドラクエの山って、こんな感じに見えたなぁとか思った。

官ノ倉山 山頂

石尊山から10分と経たずに官ノ倉山。標高はほぼ一緒。
コース的には石尊山よりこちらの方が扱いが大きい…と言うか、石尊山は紹介すらしてもらえない不遇っぷり。どうやら官ノ倉山は双耳峰で、この石尊山を含めた2つのピークを合わせて官ノ倉山と呼ぶらしい。
ちなみに官ノ倉は官ノ倉で悪くないものの、石尊側から来ると若干インパクトに欠ける。