去年 行ったら、予想以上に良くて感動したので、今年は友人を誘って佐原の大祭へ。今回も先に銚子電鉄で外川まで行き、折り返して夕方に佐原到着のスケジュール。
同行してくれた友人とは過去に二度銚子に行っているが、今回は更に男2人で遠方の夏祭りに行くという、超甘酸っぱい企画である。
銚子電鉄 外川駅
9時過ぎに東京駅で待ち合わせて、総武線快速で千葉を目指す。10時過ぎに総武本線に乗り換え、2時間弱で銚子。曇りがちだった空も、銚子に着く頃には徐々に青空が見え始めた。
銚子電鐵に乗り換えて、12時半に終点の外川。降りたのは他に4組ぐらい。丁度一年前に来ているので感慨は浅いけど、やはりこの古びた駅舎には郷愁が漂う。
坂を下って港まで行き、海岸線を歩いて昼食を予定している食堂を目指す。すっかり晴れて日差しもそれなりだけど、湿度はそれほどでもなく、風が強いので心地いい。
犬若食堂
ダラダラと写真を撮りつつ、20分ほどで目的地の “犬若食堂” に到着。
「きたなシュラン」にも出ているプチ有名店で、外観はなるほどいかにもといった感じだが、店内は意外と小ざっぱりしていて、客層は男女半々といったところ。
海鮮丼が食べたくて来たのだが、メニューとしてズバリの海鮮丼が存在していなかったので、自分は “あずま丼” 、友人は “ベーボ定食” 、追加でタコ刺とサルエビ塩焼を注文。あずま丼はマグロの漬丼、ベーボは巨大なツブ貝の一種らしい。
メニューは基本的にその日仕入れたものだけなので、日によっては無かったり、数が非常に少なかったりする場合もあるようだ。
次に自分が注文したあずま丼。味噌汁が付いている。
丼は少し甘めのタレで漬け込んだ肉厚のマグロがびっしり敷き詰められて、なかなかのボリューム。裏に塗られた山葵の利き具合が程好く、シンプルながら意外と繊細。
タコ刺は肉厚で味もしっかりしている。
友人が頼んだベーボは、ご主人の説明通りの巨大なツブ貝。ツブ貝よりもコリコリ感が少ない分、それを補って余りある大きさが魅力。内臓も一緒に切り分けて添えられているのだが、拍子抜けするほど臭みが無い。
最後にサルエビの塩焼。クルマエビの一種で見た目はその辺のエビと大差無い。普通のものより若干泥臭い印象で、酒の肴として相性抜群だと思われる。
実は今回食べた中で一番インパクトが大きかったのは、セットで出て来た味噌汁。イワシのつみれらしき塊がドカンと置かれた豪快なもので、見た瞬間に期待値が跳ね上がる。
飲んでみると、想像よりもスッキリとしたクリアな味だが、出汁は十二分に出ている。店を出た後、友人と「全体的にはアベレージヒッターだが、あの味噌汁はヤバい」という結論に落ち着いた。
パッと見よりもかなり真っ当な店なので、神経質じゃなければ女性連れでも問題無さそう。
榊原豆腐店
強風で波打つ港を回った後、個人的にお気に入りの 榊原豆腐店 へ。
前回は定休日の日曜にダメ元で行ってみたら、たまたま開いていてあり付くことが出来たが、今回は土曜日なので普通に営業中。
…と思ったら店内に誰も居らず、幾ら呼び掛けても、電話をしてみても反応が無い。
失礼を承知で奥まで入らせてもらい、大声で呼ぶとようやく返事が返って来た。どうやら、テレビに夢中だったらしい…
前回同様にジェラートと、今回は “ざる豆腐” を購入。ざる豆腐は寄せ豆腐を一晩寝かせて水を切ったもの。大中小の小を買ってみたけど、文字通りざるに入ったものが出て来た。これで150円って、手間に見合う利益が出るんだろうか?
ジェラートとミックスしてみたり、新食感を楽しめた。
コメントを残す