▲ 山と温泉の協奏曲 – 那須岳 1日目 (1,917m)

茶臼岳 山頂 → 峰の茶屋跡避難小屋

山頂ではとりあえず写真だけ撮って、休憩もそこそこに時計回りでお鉢巡りをスタート。火口はあまり広くなく、外周部の登山道も緩やかなので、サクサク歩くとものの10分で終わってしまう。
ここから峰の茶屋跡避難小屋まで200mほど下り、上り返して朝日岳に向かうことになるが、今回のコースではこの区間が一番「ワンダー!」な感じである。
山頂はちょっと地味だった茶臼岳も、一旦下ってから見上げるとやはりドッシリと絵になる存在感。微量ながら噴煙が上がっている箇所もあり、火山であることを再認識させられる。

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茶臼岳の火口から20分ほど下り、8時40分に峰の茶屋跡避難小屋。
宿泊禁止だが、避難小屋としての造りは立派なものなので、あまりに酷い天候なら迷わず利用したい。
ちなみに茶臼岳からこの辺りまでは、docomoの電波が通じていた。

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峰の茶屋跡避難小屋 → 朝日岳

峰の茶屋跡避難小屋から朝日岳に向けては、那須岳の中では比較的緊張感がある区間。僅かだが片側が切れ落ちて鎖が設置されている箇所もあり、強風や雨の場合には注意が必要。
また、この先からは基本的に電波が通じなくなると考えておく方が良い。

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15分ほどで “朝日の肩” と呼ばれる分岐に到着。(山と高原地図では “朝日岳分岐” )
東に10分弱も上れば朝日岳山頂、北に進めばその先に三本槍岳などが待つ清水平へと繋がる。朝日岳は遠くから見るとゴツゴツとした鋭峰だが、分岐から山頂までの登山道は広く歩き易い。

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9時20分、朝日岳山頂。
山頂は見た目通りに狭いが、コース上の他の山と比べて特筆すべきものがあるわけではないし、ここに長く留まるケースは少ないと思われる。人で溢れかえる心配はあまり無いだろう。
名前の通り、日の出を待つスポットとしては抜群のロケーションなので、出来ればそうしたいところだが、今回宿泊する三斗小屋温泉から向かうには夜中に出発する必要があるため、今回は見送った。

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