トヨタ | ポルテ 9年目の売却

9月中旬に車の買い替えを決め、11月中旬に納車が決まった。そうすると、次に考えるのは今乗っている ポルテ の売却。

売却先の選定

走行距離は少ないものの修復歴があり、2015年式のガソリン車なので、ホンダディーラーでの下取り価格は想像通り10万円ほど。新車販売値引きの代わりに下取り金額を上げてもらう交渉もあるけど、販売員と話した印象だと大幅アップは望み薄な雰囲気。
中古車買取業者での一括査定でもそこまで大きな上振れは期待出来ないし、査定したらすぐ売却となるのが基本なので、査定依頼を10月中旬まで待たなくてはならない。

色々調べる中でオークションサービスの期待値が一番高そうだったので、そこである程度の値が付けば売却、付かなければディーラー下取りで済ませることにした。落札から引き渡しまで最大2ヶ月の猶予があるもの、多少のリスク込みとはいえ有り難い。

オークション

現車チェックと最低落札価格の相談

サイトから車種や年式、走行距離といった情報を登録した上で、検査員に来てもらう日時を予約する。予約日に検査員が来て、車の状態を確認しつつ写真を撮影。最低落札価格に関するアドバイスを貰って決定。

ディーラー下取りの場合、査定料や下取車手続代行手数料の諸々で3万円程度が差し引かれるため、今回のケースで最終的に手元に残るのは7万円ぐらい。今回利用したオークションも手数料が同程度発生するので、色々な手間を考えると15万円ぐらいを最低落札価格にしたいところ。検査員の経験から13万円ぐらいなら確実に落札されるだろうとのことだったけど、それだと心情的にディーラー下取りの方が気楽。最低落札価格に届かなければディーラー下取りでいいやという割り切りで、15万円に設定してもらった。

競売

検査が午前中に終わり、当日のオークションに間に合うとのことで、正午から出品。
開始から1時間半で22万円に到達し、そこからしばらく停滞。この時点でもオークションサービスを利用した甲斐は十分あったかなという感じだったけど、やはり終了時間が近くなって入札合戦が過熱。最終的に16時半まで引っ張り40万円を超える落札価格が付いた。
手数料を差し引いてもディーラー下取りより30万円高く、これなら多少の手間は苦にならない。

引き渡しの準備

車にはキャンプ道具が満載なので、それらを自宅に引き上げなければならない。
コンパクトカーなのでそれほどの大物・重量物は無いが、それでも置き場所に思案する程度には色々ある。

一通りキャンプ道具を運び出した車内は、広々とした快適空間だった。

引き渡し直前に、我が子と2人で最後の洗車。雨の日じゃなくて本当に良かった。

引き渡し

予定日に業者が来て、引き渡し。
書類や備品はその場で業者に渡すものと、別途オークションサービスに郵送するものに分かれていて、業者に渡すのは車本体とキーぐらい。
車をチェックしてもらい、書類にサインして引き渡しは完了。

我が子と2人で、旅立っていくポルテを見送った。

オークションサイトへの郵送

引き渡し日までに、オークションサイトに以下のものを発送する。

車検証 / 自賠責保険証明書 / 自動車税納税証明書 / 印鑑証明書 (2通) / 委任状 / 譲渡証明書 / リサイクル券 / 過誤納還付金の受領に関する委任状 / 車本体の保証書 / 車本体の取扱説明書 / 整備手帳 / スペアキー

予めレターパックが送られてきているので、それに一式を詰め込んで送ることになるのだが、各種説明書等を入れるとフタが閉まらないぐらいパンパン。その状態だとポストには入らないので、郵便局の窓口から発送する必要があった。

入金

引き渡し後1週間で車の確認が行われ、問題があれば減額交渉が発生する。
競売からの2ヶ月弱の間に2回キャンプに行っているので、キズが増えていないか不安だったけど、特に問題無かったようで一安心。
引き渡しから9日ほどで満額の入金があり、これでポルテの売却は無事に完了となった。

ありがとう、ポルテ

我が子の誕生を機に購入を決めた、最初のマイカーであるポルテ。
車に詳しくない状態で分からないなりに調べて買ったものながら、子育て世帯という我が家のニーズに十分応えてくれる、とても良い車だった。

この2年はキャンプでの使用が多くなり、積載の面でコンパクトカーでは厳しいシーンも増えてきていたけど、それでもルーフキャリアを載せて懸命に走り回ってくれた。エネルギッシュなイエローの車体は、キャンプ場でもなかなかの存在感だったように思う。

特に意識していたわけではなかったけど、乗り換える フリード CROSSTAR は、結構ポルテと似た雰囲気を持っている。
ポルテよりもエッジがシャープでワイルドではあるものの、全体的なゴロッとしたフォルムやフロントグリルの印象は、割とポルテに通ずるものがあるんじゃないだろうか。

これでポルテとはお別れになるけど、願わくば次のオーナーにも大事にしてもらえますように。
我が家最初のマイカーとして、その姿はずっと記憶に留めておきたいと思っている。