四国に旅行に出ようとプランニングしていたんだけど、行きたい所を詰め込んでいたら思ったより高くつくことが分かって来たので、とりあえず来年に回すことにして、今回は近場で再検討。
伊豆長岡に良さそうな旅館を発見して、自身初のエリアに向かうことに。
伊豆はhikaruプレゼンツで何度も行っているのだが、基本的に下道の海岸線で下田方面に向かうのが定番。別件でかなり前に西伊豆の土肥には行ったことがあるものの、修善寺や長岡は縁が無い未踏の地だ。今回は子連れということもあるので、大人しく東名・新東名で沼津までカッ飛ぶことにする。
前日から当日の午前中まではそこそこの雨だが、昼からは晴れる予報を信じて自宅を出発。東名・新東名は2回目だが、前回は会社 (横浜) からだったので、都内から乗るのはこれが初めて。
10時を過ぎて足柄SAに着く頃には青空が見え始め、富士山の雄姿を間近に感じられる。
横浜町田IC辺りで30分ほど渋滞があった以外は、比較的すんなり沼津まで来ることが出来た。
松葉茶屋
沼津ICから伊豆縦貫道と伊豆中央道と繋いで修善寺ICで下り、10分と経たずに最初の目的地である 修善寺虹の郷 …の手前の 松葉茶屋 に到着。まずは腹拵えということで、半月前の なかい に続いての釜めし探訪である。
ベーシックな山菜釜めし膳以外は炊き上がりまで30分ぐらい掛かるとのことだったので、今回は従順に山菜釜めし膳を注文。あと、我が子用に鶏もも焼き (半身) も追加。
20分ほどで釜めし膳、少し遅れて鶏もも焼きが運ばれてくる。
まず、釜めし膳。釜めしの他に刺身等の小鉢や柿、みかんも付いて、なかなかのボリューム。
ベーシックな山菜釜めしということで、山菜は飾り程度かと思っていたら、きのこやタケノコ等がこれでもかと盛られ、掻き混ぜるのに一苦労するような盛りの良さ。味も上品で、おこげの香りを楽しむのに丁度良い塩梅だった。
そして、鶏もも焼き。半身ということでお値段もしっかりだが、それを後悔させない味と大きさ。
元々バーベキュー店だった頃の名残のメニューらしいが、タレに染まった見た目に反して甘さと塩気のバランスが絶妙で、幾ら食べても塩っ辛く感じない。
あと、鶏皮があまり好きではない相方も、このパリパリな皮は食べられると喜んでいた。
修善寺 虹の郷
しっかりお腹を満たして、いざ虹の郷へ。松葉茶屋からはナビが要らないぐらい、目と鼻の先に位置している。
今の形態になったのが30年近く前なので、かなり”昭和”な感じがするテーマパークだが、ミニ機関車が走るロムニー鉄道(15インチゲージ鉄道)は、子連れにとって非常に魅力的。
ロムニー鉄道
ゲートを潜るとイギリス村。
土産物屋や飲食店は昭和がそのまま残った雰囲気なので、スルーして早速SLの駅に向かう。
時刻表を見ると、基本的に各時00分と30分に出発するダイヤになっていて、タイミングによって乗れる機関車が異なるようだ。往路と復路でコースが微妙に異なり、片道約7分。料金は400円。(子供は200円)
15インチなので客車も小さく、それなりにタッパのある自分にはかなり窮屈だが、オープン客車であればそこまでシンドい思いをせずに楽しめる。
我が子は汽笛や蒸気に反応しつつも、乗車中は比較的穏やかだったのだが、降りて駅から出た途端、まだ乗りたいと大号泣。(復路も同様)
どうやら静かに興奮のボルテージは最高潮だったらしい。
カナダ村
降りた先はカナダ村で、イギリス村よりもカントリー色が強い。こちらもこちらで昭和全開なものの、カントリー調とは比較的マッチしている。
それほど広くはないので、軽く一回りしてからコーヒーを飲み、1時間後のSLに乗ってイギリス村に戻ることにする。
復路は小さいながらも鉄橋やトンネルがあり、往路よりもイベント感がある。
ちなみにそれぞれの村自体はそんなに広くないのだが、それらを含めた園全体としてはかなり広大で、子連れで歩いて回るのは結構大変。今回はこの2つだけしか行かなかったけど、機会があれば他のエリアも見てみたい。
ロムニー鉄道以外の移動手段として、ロムニーバスも運行している。
修善寺自然公園のもみじ林
虹の郷を出て宿に向かう前に、修善寺自然公園のもみじ林 に立ち寄る。
松葉茶屋から僅かに下ったところにあるので、今の時季なら虹の郷とセットで回るのが効率的。
夜には期間限定でライトアップも行われているらしい。
今回のタイミングでは、観光サイトなどに掲載されている写真よりも若干赤みが足りていなかったので、もしかすると、もう1週間ぐらい遅い方がベストだったのかもしれない。
湯めぐりの宿 吉春
1日目の予定をすべて消化したので、今回の宿となる 湯めぐりの宿 吉春 へ。もみじ林からは、車で20分。宿内は階段が多く、ベビーカーを引いての移動は適さないため、フロントで預かってもらう。
今回は人生初の露天風呂付きの部屋を選択したので、1階の奥の部屋に案内される。露天風呂も然ることながら、とにかく部屋が広い!
メインの和室が12.5畳、寝室が8畳だが、玄関・パウダールーム・テラス等を含めると、軽く40畳ぐらいの広さがあり、2歳の我が子も喜んで駆け回っていた。旅行サイトでは定員2~5名となっていたが、8人ぐらいでも快適に過ごせそうだ。(庶民感覚)
夕飯まで1時間ちょっとあったので、まずは別館?の上階にある貸切露天風呂へ。途中には大浴場に足湯、湯上りサロン等もあり、かなり充実している。
5つある貸切風呂はそれぞれ趣向が異なっているが、その時で空いていたのは洋風バスの「はーぶ」と、ジャグジータイプの「おりーぶ」の2つ。岩風呂+壺風呂の「こもれび」、御影石風呂の「さくら」、桶ひのき風呂の「もくれん」の3つは既に使用中だったので、今回は「はーぶ」に入ることにした。
18時半からダイニングに移動して、夕食。他に宴会組も居たようだが、壁際で囲いがある席に案内してもらえたので、比較的静かな落ち着いた環境で食事を堪能することが出来た。
味もボリュームも申し分無くて満足だったんだけど、1品1品運ばれてくるスタイルだと、子供は途中で満腹になって飽きてしまうので、その点だけは部屋食の方が嬉しかったかも。(当然、旅館に非は一切無くて、単に今の我が家がマッチしていないだけの話です)
部屋に戻って一段落した後、部屋の露天風呂を堪能。庭を見ながら家族でのんびり浸かる温泉は、至福の一言。
長湯するにはもう少し温くても良かったが、今年は今時季でもかなり寒くなっているので、湯冷めしない温度で丁度良かったのかもしれない。
就寝後、夜中に目が覚めてもう一度入ったら、星が綺麗で感動した。
そこから更に誰も居ない大浴場の露天風呂も1人で堪能して、今回は今までに無いぐらい風呂浸りの一泊となった。
2日目 に続きます。
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