8年振りのワンパクコース – 毛無山・十二ヶ岳 (1,681m)

ゴールデンウィーク直前に 大菩薩嶺 に登って以来、ウルトライージーな 陣馬山日の出山 以外は全然登ること無く1年が終わろうとしている。今年はその分キャンプに明け暮れていたので、それほどアウトドアと無縁な感覚は無いんだけど、やはりちゃんとトレッキングっぽい山で締め括りたいという思いもある。

以前1人で登った 毛無山~十二ヶ岳~鬼ヶ岳 がとても好きだったのでメンバーにオススメして、8年振りに再訪。日没が早いこの時季だとフルコースが厳しそうなので、今回は十二ヶ岳から直接下山するショートコースを選択した。

富士急行 河口湖駅 → 毛無山登山口バス停

河口湖駅に8時49分着の電車で集合して、9時10分の西湖周遊バス (グリーンライン) に乗車。
西湖周遊バスは、以前だと “レトロバス” という名称で特徴的な車体のバスだったんだけど、今現在は廃止されて普通っぽいバスに切り替わっているようだ。

9時34分に毛無山登山口バス停に到着。我々の他に下車したのは4人。

毛無山

文化洞トンネル手前左手側、相変わらず分かりにくい登山口からスタート。

過去2回はまだ葉が生い茂る季節だったのだが、今回はすっかり落葉していて明るい。朝はそこそこ寒かったけど、歩き始めれば長袖シャツ2枚ぐらいで十分な気温になっていた。

過去2回も通っているはずなのに、今ひとつ記憶に残っていないミネ山 (1,241m)。三角点はあるものの、山と高原地図には山名が記載されていない。落ちている小さな板切れを見逃すと、単なる小ピークとしか感じないだろう。

覚悟していたが、やはり毛無山までの上りはなかなかキツく、鈍り切った今の自分ではかなりのハードワークを強いられる。ガッツリと道を塞ぐ太い倒木も幾つかあり、想像以上に体力を消耗した。

毛無山 山頂

終始キツめの勾配を息も絶え絶えに上り、11時過ぎに毛無山山頂に到着。標高は1,500m。
名前の通り、山頂の南側は木が無いため、河口湖や富士山の展望が素晴らしい。雲はそれなりに出ていたけど、雪を纏い始めた富士山を山頂まで拝むことが出来た。

十二ヶ岳まで行ってしまうと昼を過ぎるので、毛無山の山頂で昼食。

十二ヶ岳

12時ジャストに山頂を出発。ここからはほとんど下ること無く、そのまま十二ヶ岳が始まる。毛無山山頂までは正直大して面白いコースではなかったけど、このコースの真骨頂はここから。毛無山までとは一転、岩稜のアスレチックコースに姿を変える。

全体的に狭いコース上の小ピークなので、超広角レンズでもないと全体像が掴める絵が撮れない。中には強引な数合わせのようなものもチラホラ。そんな中、四ヶ岳はなかなかの展望ポイント。

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毛無山~一ヶ岳~九ヶ岳まで、それぞれ5分前後で到達。細かなアップダウンを繰り返していくが、ここでもそこそこの倒木がコース上に点在していた。

八ヶ岳までは8年前と変わっていなかったけど、九ヶ岳は何らかの影響で看板の場所が変わっており、ピークですらない道の途中に付け替えられていた。
また、十ヶ岳はそもそも看板が見当たらない。YAMAPで他の人の記録を見ると、どうやら特定のポイントから振り返ると見えていたらしい。
十一ヶ岳は普通に看板があった気がするのだが、撮り忘れてしまっていたようで写真無し。今回はいっぱいいっぱいで色々と悔いが残る。

十一ヶ岳~十二ヶ岳のキレット

十一ヶ岳を過ぎると、いよいよ本コース最大の見せ場。30m程の崖をロープで下ると、あの特長的な吊り橋が登場する。

高度感はそれほどでもないんだけど、パッと見の頼りない雰囲気はなかなか類を見ない。以前は手前側の橋板が地面に着いていたのだが、今現在は折れ曲がり過ぎて浮いてしまっており、一歩目で踏み付けて抑え込む必要がある。

吊り橋を渡り終えると、息つく間も無く崖上りがスタート。およそ130mを一気によじ登る。実際は十一ヶ岳側から見えていた印象ほどの断崖ではないんだけど、それでもここまでアスレチックなコースというのはかなり珍しい。

やっと上り切って山頂かと思うと肩透かしを食う、手前の分岐。ただ、ここから山頂までは緩やかなので、精魂尽き果てていても山頂には辿り着ける。

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