入梅前の利根運河散策

友人と秋葉原で飲む予定があったのだが、昼過ぎからの時間が中途半端に空いてしまうため、秋葉原方面に出張るついでに、利根運河 周辺の散策を試みた。

利根運河へは秋葉原からつくばエクスプレスで流山おおたかの森まで行き、東武野田線に乗り換えて運河駅で下車してすぐという、なかなかマニアックな経路を辿る。
利根川と江戸川を繋ぐ人工の一級河川で、運河駅は利根川から1/3ぐらいに位置している。

利根川 河川敷

駅からすぐの河川敷。
季節柄、鯉のぼりが出ていたが、風が無いので全然泳いでいなかった。

河川敷の南岸を江戸川方面に歩く。
綺麗に整備されていて、近くには立派な桜並木もある。

東深井 古墳の森

川を離れて新興住宅地を横切り、東深井古墳の森へ。
プールや図書館もある公園で、古墳とは言っても小さな盛土が散見する程度。数は多いが、案内板が無いと古墳だとは気付かないだろう。
親子連れや犬の散歩に来ている地域住民の憩いの場といった感じなので、わざわざ他の地域から訪れるような物好きは、他に見掛けなかった。

古墳の森を東に突っ切って、裏手の住宅街に抜ける。
田畑が入り混じるエリアで、やはりカメラ片手にブラついているのは自分ぐらいのもの。


民家と畑を縫って、国道16号に合流。カメラ片手どころか、人影自体が疎ら。
橋を渡って運河の北岸に移り、細い土手を歩いて運河駅方面に折り返す。運河駅近くは河川敷が広く人も多かったが、この辺は細い一本道がひたすら延びているだけ。

理窓会記念自然公園

運河駅との中間ぐらいの地点にある、理窓会記念自然公園。理窓会は東京理科大学同窓会のこと、らしい。
大学創立100周年を記念して整備されたとのことで、関連施設が隣接している。池が多いのが特徴で、こちらもやはり他の地域から訪れるような物好きは…

運河に戻り、少し歩いて駅に帰着。賞味3時間弱の一人旅だった。


秋葉原に戻ってから待ち合わせまで1時間ぐらいあって、十数年前にバイトしていた感覚で楽に暇潰し出来るだろうと高を括っていたら、街があまりに変わり過ぎてどこを見て回ればいいか分からず、駅周辺を1周だけして、あとは駅ビルのベンチに座ってしまった。

飲み会の後、メンバーの1人が当時秋葉原で一緒にバイトしていたこともあり、折角なので当時バイト後に立ち寄っていた和泉公園まで行ってみることにした。
秋葉原とは言っても、電気街とは反対側の昭和通口から5分強離れた場所で、周辺は病院や学校、倉庫があるぐらいの準住宅街。
当時は 三井記念病院 裏の狭いスペースにひっそりとあるだけだった和泉公園だが、何と数倍にも大きく拡充され、綺麗に芝が張られた公園に様変わりしていた。
当時、蚊に刺されながらホカ弁を食べ、青春を語らっていたショボイ公園の面影は無いが、形は変わっても場所自体が残っていてくれたことは嬉しかった。

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