GWもラスト1日。
今回のGWは個人での予定を全く入れておらず、最後ぐらいはということで、友人達と手近な奥多摩の惣岳山・岩茸石山に登ってきた。
上記の2山に高水山を加えて、通称「高水三山」と呼ばれており、自分は数年前に高水山→岩茸石山→惣岳山というコースで歩いたことがあるけど、今回はプランニングをhikaruにお任せしたので、未踏のルートも含まれている。
青梅線からのアクセスが良く、比較的難易度が低めなので、陣馬の次に連れて行く山のバリエーションルート開拓も兼ねている。
JR 御嶽駅
都合4時間のショートコースということもあり、少し遅めの7時45分に三鷹に集合。
…のハズが、iPhoneが接続不良でちゃんと充電出来ておらず、バッテリーが尽きてアラームが鳴らずに予定より1時間遅れで起床。慌てて支度を済ませて三鷹に辿り着いたのが8時。
遅刻者が自分1人ではなかったので少し気が楽になったけど、山絡みの予定で寝坊というのはここ5~6年でもほとんど記憶に無く、アクシデントとはいえ若干残念なスタートになってしまった。スタバでコーヒーを飲んで時間を潰し、次のホリデー快速に乗車。
奥多摩手前の御嶽駅で下車。今回は駅の裏手がすぐに登山道。普段よりスタートが遅いこともあって、いつもより登山客は少なめな印象。この時点では快晴で素晴らしい山日和なのだが、予報では降水があるらしい。
惣岳山
駅を出てすぐ線路を渡り、慈恩寺の境内を横切って惣岳山の登山道へ。
スギやヒノキが植林された、所謂 “奥多摩らしい山” で、コース自体に特徴は無いが、比較的歩かれているため整備状態が良く、危険な個所も無いので歩き易い。
出発から1時間ちょっとで「しめつりの御神木」。更に十数分で小さな水場を通過するが、飲み水が確保出来るようなものではない。
水場を過ぎた辺りから空模様が急変し、雷が間断無く鳴り続ける不穏な状態となった。それから間もなくして雨が降り始めたので、各々雨具を取り出して山頂に急ぐ。
惣岳山 山頂
水場から10分ちょっとで惣岳山の山頂に到着。嵐とまではいかないまでも、相変わらず雷と雨が続いている。幸い、山頂の「青渭神社」の軒下を借りて雨宿りが出来たので、降水のピークが過ぎるまで小休止することにした。
10分ほどで雨はすっかり止んで、冗談のように晴れ間が戻った。
山頂はある程度日が差し込むので陰気ではないものの、展望はほとんど無い。一応それなりに広い山頂なのだが、中央に厳つい神社が構えているため、解放感でも後述の岩茸石山に譲る。
とりあえず、ここで軽食を摂って小腹を満たす。
岩茸石山
惣岳山の山頂直下は木の根が張り出した急坂があり、短いので体力の消耗は無いが、下りで使う場合には多少注意が必要。
雨の後なので全体的に滑り易くなっているのではと懸念されたが、スギやヒノキの落葉が水気を吸ってくれているため、岩が露出している部分以外は意外と滑らずに歩くことが出来た。
若干の展望ポイントを経て、岩茸石山直前に本日唯一のプチ急登。一度は身体に負荷を掛けておくべしということで、ペースを上げて一気に登る。
岩茸石山 山頂
惣岳山から40分で岩茸石山に到着。山頂は前回同様に素晴らしい展望。雨の後だからか、この時季にしては視界もクリアで気持ちがいい。数年前はもう少し芝があって、多少は寝転んだり出来るスペースがあったんだけど、今回はあまりそういう感じではなかった。季節の関係だろうか。
昼食は先程済ませているので、ここでの休憩はそこそこで切り上げて下山を開始。
ここからは自分にとって未開のルートだが、「なかい」という釜飯屋に下りる形になる。過去に何度か訪れているが、ロケーションを含めてオススメの店である。
hikaruは前回の経験から、今日の天候でこのルートを下りることに懸念があったようだが、今回は思っていたより整備状況が良くなっていた (?) ことと、やはり非常に水捌けが良いコースだったため、むしろ快適に下山出来た。
途中からは雨後で水量の多い沢沿いを歩くので、轟々と流れる水音が涼しげ。
釜めし なかい
下山ルートは短いので、1時間足らずで大丹波に下りることが出来る。
集落に出て10分もせずに目的地の「なかい」に着くが、その辺りからポツポツと雨が落ち始め、席に着く頃には豪雨となっていた。この日一番の強く長い雨で、これが下山中だったら立ち往生しただろう。
1日を通して不安定な天気だったが、行動中に降られることはほぼ無かったので、結果的にベストなタイミングで動けたことは幸いだった。
きのこ、たけのこ×2、鶏ごぼうの釜飯、焼き鳥とビールを注文してシェア。たけのこと鶏ごぼうは初めて食べたけど、どちらも美味しかった。
店を出る頃には空もかなり明るくなっていたが、駅に戻っても天気雨のように降り続き、結局自宅に戻るまで雨は付いて回った。この日はゴルフボール大の雹やら竜巻やら、天変地異的な凄まじい状態だったようで、近場の低山とは言え、怪我無く無事に下山出来て良かったと思う。
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