innhom | 小型電動空気ポンプ H-935

キャンプに頻繁に行くようになり、必須系の道具は概ね揃いつつあるので、少しずつ便利・快適系グッズの拡充を進めている。
我が家は流行りのコットではなくインフレーターマットを敷いて寝ているので、毎回マットに空気を入れたり抜いたりするのはなかなかに面倒。入れるのは放っておけば勝手に膨らむのでまだ良いんだけど、3つ分の空気を抜くのは女性だと結構疲れる。

そんなワケで、前々から気になっていた電動空気ポンプを購入することにした。
このジャンルはここ数年でそれなりに充実してきていて、クラウドファンディング系からパクリ中華系までピンキリな様子。掌に収まる小型タイプが多いようだが、吸気・排気の性能やバッテリー容量を考えると、あまり非力なものだと使い勝手が悪くなりそう。ブログ等でのレビューを参考に、比較的大きめの製品を選ぶことにする。

innhom 小型電動空気ポンプ H-935

今回購入したのは innhom という会社のもの。社名で検索してもショッピングサイトしか出て来ないし、多分中華系だろう。(パッケージにも MADE IN CHINA と記載)

▲ amazonの商品ページから借用

製品名は一貫しておらず、

  • 外箱 (正面): PORTABLE ELECTRIC AIR PUMP 電動空気ポンプ
  • 外箱 (側面):Electric Air Pump 小型電動空気ポンプ
  • 説明書:Electric Air Pump 電動エアポンプ

と、外箱からして表記が揺れている。ショッピングサイトは言うに及ばずといったところ。

この手の製品にしては珍しく、ブラック/ブルー/ホワイトと無意味に3色展開されている。特に主張したいアイテムでもないので、無難にブラックを注文した。

仕様

サイズ幅 56mm × 奥行 55mm × 高さ 181mm
重量384g (本体のみ)
吹出量/吸込量390L/分
連続作動時間最大30分
バッテリー容量2,000mAh ×2
充電時間約3.5時間 (USB Type-C)

大まかには上記のような感じだが、説明書やショッピングサイトに記載の数値もバラバラなので、あまりアテにならない。

パッケージ

何とも言えない、ポップ寄りの外箱。写真を見る限りでは吹出口側が上、吸込口側が下っぽいんだけど、電源マークの向きを見ると逆のような
まぁ、あまり上下関係無いものではあるので、細かいことは気にしない方が良さそう。

本体

ツルっとした筒状の本体。500mlのペットボトルを一回り小さくしたぐらいのサイズ感。

天面・底面に吹出口と吸込口、側面は電源ボタンとインジケーターライト、USBポートというシンプルな構造。USBポートはカバーが無いので、雨天時等の取り扱いは気を付けたい。

付属品

USBケーブルは「Type-A→Type-C」の一般的なものが付属している。説明書は英語/ドイツ語/フランス語/イタリア語/スペイン語/日本語。
ノズルはS/M/L/XLの4種類が付属しており、プール/ゴムボート/エアーベット/ヨガボール/真空圧縮袋等に対応すると書かれている。

収納袋はシンプルで飾り気も専用品っぽさも無いが、生地の質感はそれなり。

使用感

我が家のインフレーターマットはそこまで空気量が多いものではないため、入れる際も抜く際も1分程度で必要十分な状態まで持っていくことが出来た。
使用時の音はそれなりに大きく、サイト同士の距離が近いキャンプ場だとちょっと気が引けるかもしれない。(ショッピングサイトには70dBの記載あり)
マットを広げる時は放り投げて自動で膨らませておき、最後の一押しだけ使うぐらいが良さそうだ。逆に撤収時であれば、それほど気にせずに使えるだろう。

インフレーターマットとの接続

残念ながら、付属品のノズルはどれも我が家で使用しているインフレーターマットの空気栓にフィットしないのだが、XLノズルを逆にすることでカバーすることが出来た。ただ、逆にしてしまうとポンプ本体とは固定出来ないので、手で押さえておく必要がある。

実は、ホームセンター等で内径18mmのホースを調達すれば、この問題をアッサリ解消出来る。本体にはLノズルを取り付けてホースを繋ぎ、マットの空気弁にそのまま被せるだけ。
ホースを曲げられる分だけ取り回しも良くなるし、むしろノズルがそのまま使えたとしてもホースを嚙ませたいぐらいだ。

問題点

携帯時の話だが、電源ボタンは長押し等ではなく軽い単押しなので、意図せず動作してしまうケースが結構あるのが困る。
実は開封時にこの問題をケアするためのカバーが付けられているんだけど、これは本当に開封までしかケアされておらず、開封以降は固定出来なくなる不親切設計。この問題に気付いていながら、何故こんな半端な対応で済ませてしまうのか…

仕方が無いので、このカバーをベルクロで本体に固定出来るようにして凌いでいる。

そんな感じで若干の粗はあるものの、多少の工夫を経てしっかり運用出来るレベルに落ち着いた。特に空気抜きの手間は大幅に改善されたので、撤収が楽になりそうだ。