正月温泉企画 2003 – 奥日光

正月早々、男7人で奥日光方面の温泉に行ってきた。去年に続き、正月温泉企画の第2弾。今回も混浴という裏テーマ (餌) はそのままに、雪を観るため北を目指す。

直前まで人数が確定しなかったり、正月料金で宿泊費が高いといった障害もあったが、何とか一人も欠けずに出発まで漕ぎ着けた。
実際に行ってみると豪雪というほど雪も多くなく、東京から出向くには程良い感じ。ホテルの部屋も綺麗で食事も悪くない。露天風呂も通路の足場が凍っていることを除けば、素直にオススメ出来る好条件だ。

断髪式

これで終われば話として綺麗なところなのだが、今回はそうもいかない。出発時には想像も付かなかった、一大イベントが待っていたのである。
ホテルの部屋に着いてから一段落した頃、メンバーのひとりが次のように宣言した。

「断髪式をやります!」

どうやら不甲斐無いこの一年を顧みた結果、頭を丸めての一念発起に思い至ったらしい。しっかりバリカンまで持ち込んでの発表、これは本気だろう。
いざ断髪を直前に若干の抵抗を始めた当人を無視して、バリカンの刃を『3分刈り』に設定。30分後には、見事な丸坊主が一丁上がり。案外悪くない。否、むしろ以前より”漢”としての風格が備わったと言えよう。それを見た俺ともう一人が感化された末に一言。

「俺達もやっちゃうか…」

色々と思い悩んだ挙句に断髪を決心した彼としては、それこそ「俺の苦悩は何だったの?」というこの展開。
しかし、その晩の内には第2・第3の坊主が誕生してしまい、元から坊主気味だった2人と合わせて、7人中5人が坊主頭という異様な光景が完成。
昨日から泊まりに来ていた客と今まさに帰ろうとしている客が違う。ホテルの従業員もさぞや驚きであろう。

そんなワケで、新年早々坊主になってみた。別にこの状態を維持するつもりは無いので、春先にはそれなりに戻っている筈である。
ここまで短くしたのは小学校以来実に12年振りで、何と言うか、今まで着ていた服が一気に似合わなくなってしまった。これは何気に痛い。サングラスなど掛けた日には、自分で「誰だオマエ」と突っ込んでしまう。
まだまだ冬も深く、頭皮に厳しい季節が続く。当分の間、帽子は手放せそうに無い。

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