▲ 東京都最高峰 – 雲取山 (2,017m)

友人達と5人、雲取山に登ってきた。山に縁がある人じゃないと、雲取山と聞いて分かる人はあまり居ないと思うが、実は東京都の最高峰にして日本百名山の1つである。

東京都・埼玉県・山梨県との県境に位置していて、現在は秩父方面と奥多摩方面の2ルートから登頂が可能。今夏に 八ヶ岳登山 で久々の山小屋泊を堪能したことに味を占めて、近場で日の出登頂に向く山を探していたら名前が挙がった次第。

今回は自分以外は登山経験が少ないメンバーだったので、1週間前に登山用品店に集まって、各自で必要な道具を調達。登山用品は機能的なものが多く、男的には選んでいる内にテンションが上がる。買ったら買ったで使わなければ元が取れないので、自然と足が山に向かうという罠。

1日目 三峯神社ルート

秩父 三峯神社

週のはじめからグズついた天気が続いていたので不安だったが、当日は見事な快晴。山の天気だから絶対は無いとは言え、限りなく安全圏と言える天候に恵まれた。
前日がハードスケジュールだったメンバーも居るので、少し遅めで三鷹に7時頃集合。駅のスタバで朝食を摂り、中央線~八高線~西武秩父線と乗り継いで秩父駅着。ここから西東京バスに乗り、11時半に 三峯神社 に到着。ここに来るのは今回が3度目。

昼食を済ませ、登山届を記入して、正午からいよいよ入山。暑くもなく寒くもなく、つまり丁度いい塩梅。
このルートはアップダウンが多く、実際の数字よりも高低差を感じる。道そのものは比較的整備されているので歩き易く、案内板が多いので迷う心配も少なかった。

紅葉には半月ほど早いこともあってか、擦れ違う登山者は疎ら。
後で分ったことだが、雲取山に登るルートとしては鴨沢ルートの方がメジャーらしい。人の少なさは単純にルートのチョイスによるものだった可能性が高い。人が多いと歩くペースが安定しないので、個人的には今回ぐらいの人気の無さが好きだ。

三峯神社ルートの平均コースタイムは5時間となっているのだが、今回は山馴れしていないメンバーということを考慮して、+1時間で6時間と設定。
17時を過ぎると急激に暗くなるので、怪我をしない内にヘッドライトを装着。ようやく山荘が見えたと思ったら、不気味な廃屋だったりして、一気に雰囲気が出て来る。すっかり日も落ちた18時ジャスト、遂に山荘に到着。(本来はもっと早く山荘に到着出来るプランにする必要がある)

雲取山荘

今回お世話になる 雲取山荘 は収容人数200人と規模が大きく、綺麗でかなり賑わっていた。

山荘は既に夕食の時間に入っていたので、素泊まりの我々も外のベンチで自炊を開始。この時間になると、それなりに厚着していても結構寒い。急いでガスストーブでお湯を沸かし、各自持って来たアルファ米のメニューで腹を満たす。
おこわ、豚汁、炙りベーコン、チーズ。最後に友人の持って来た甘酒を飲みながら星を見る。都内でも場所を選べば沢山の星を見ることが出来るのだと実感した。

21時には消灯となるので、翌朝の荷造りを済ませて早めに就寝。