▲ 酷暑の丹沢主脈・主稜縦走 1日目 – 塔ノ岳・丹沢山 (1,567m)

塔ノ岳

塔ノ岳山頂に到着。やはり何も見えず。
山頂は風が強く、しかも水滴混じりでじわじわと身体が冷える。暑さを見越して持ってきた恒例の冷やし担々麺も、この日ばかりは感動が薄かった。
ちょっと待ったぐらいでは天候が上向きそうにないので、諦めてさっさと丹沢山へ。


丹沢主脈からはブナが増えるので、ガスっぽい天候も雰囲気が出て、それなりに楽しめる。道も穏やかで歩き易く、表尾根とはかなり趣が異なるコースだ。
日高を過ぎて竜ヶ馬場を越える頃には、雲間から青空が覗き始めるようになってきた。これは晴れたというよりも、塔ノ岳に滞留している雲から出たというのが正確なところだろう。

丹沢山

丹沢山山頂、そして本日の宿泊所であるみやま山荘に到着。5年前は平日でガラガラだったけど、今回は我々の前に10人弱の先客が居るようだ。
玄関で受付を済ませたら、まずは2階で荷卸しと着替え。汗を掻いたり雨風に濡れたりしていたので、着替えると生き返った気分になる。

夕飯は初回グループだが17時からなので、それまでは表のベンチでビールを飲んだり、友人が持ってきた懐かしいカードゲームに興じたり、山特有の贅沢な時間の使い方でのんびりと過ごす。

夕食

みやま山荘の食事は、丹沢山系随一との呼び声も高い。前回も美味しかった記憶があるし、やはり今回も美味しかった。
金峰山小屋 の洋食も特別感があって感激したけど、こちらは和食の王道って感じで心休まる感じ。

夕食後は再度のビールで乾杯。
裏手のベンチでカードゲームをやっていると、ご主人がやってきて、ベンチが汚れているからと、御座代わりの新聞を手渡してくれた。拡げてみるとスポーツ新聞で、「梅雨時期はヤレるチャンス by加藤鷹」とか書いてあって盛り上がる。


20時の消灯までに荷物を整理して、明日の出発に備える。3時半起床・4時出発の予定なので、頼んでおいた翌朝のお弁当を夜の内に受け取る。
出掛けに他の宿泊客の迷惑にならないよう、予めザックを階下に下ろして準備完了。

歯を磨くために外に出ると、雨こそ降っていないものの、あまり芳しくない空模様だった。快晴まで望むのはやや厳しいように思えるけど、何とか降られずに済むことを祈るばかり。

2日目 に続きます。

DATA

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