▲ 滑り込み山小屋泊 – 蛭ヶ岳 (1,673m)

今年は 新島キャンプ富士登山 があったので、山小屋泊の登山は出来ないと諦めていたのだけど、仲間内で急遽スケジュールの調整が付いたため、近場の山を探すことに。

我々の平均的な登山体力を踏まえた上で、比較的安価に電車で行けて眺望が良い山というのも、実際そう多くはない。
去年は東京都最高峰の奥多摩 雲取山 に登っているので、今回は神奈川県の丹沢山系最高峰である蛭ヶ岳を中心に縦走プランを組むことにする。
蛭ヶ岳の1,673mは標高としてはあまり高くないのだけど、出発地点からの標高差が1,200mあり、これは富士山の河口湖口5合目から登った場合の1,400mに匹敵する。(高山病の恐れは無いが)

当初は5人で行く予定だったのだが、直前で2人都合が付かなくなり、延期の目処が立たないため、最終的に3人の行軍となった。

1日目

大倉尾根で塔ノ岳

当日の天候は晴れ。雲はそれなりにあるものの、空全体を覆うような感じではなく、表情があって写真栄えする絶好の行楽日和。

7時前の新宿発小田急線に乗り、渋沢駅でバスに乗り換え。終点の大倉まで15分。丹沢山系の山は登山口までのアクセスが容易なので有り難い。

今年は 先月先々月 と、この丹沢の玄関とも言える塔ノ岳に登っているのだけど、今回はその塔ノ岳を皮切りに、そこから更に奥の丹沢山・蛭ヶ岳へと北上するコース。いつもは別ルートから塔ノ岳に登り、下山用に使っているルートを、今回は登りで使う。
下山時に「これが登りだったらキツいだろうな…」と思っていたのに、まんまと登ることになってしまった。

最初の塔ノ岳までの道程が一番長い3時間。ここで昼になったので山頂で昼食。

丹沢山

塔ノ岳以降は展望の良い尾根道が続き、ずっと富士山を眺めながらの行軍。雲の流れは速いものの、雨の心配は無いので、あとは単純に日没までの時間との戦い。

山頂の みやま山荘 はスルーだったけど、なかなか綺麗な施設のようなので、機会を見付けて泊まってみたい。