10月初旬から謎の全身筋肉痛に襲われ、診察の結果も「筋肉が壊れている数値が出ている」としか分からず、とりあえず慣れないプロテイン等を飲みつつ3週間ほど様子見。
多分、一時的に免疫が落ちて何かしらウイルス性の炎症を起こしていたのだと思うが、とりあえず症状は治まったので、どの程度体力・筋力が落ちているか確かめるべく、1時間ちょっとで登れるような手頃な山ということで、シダンゴ山に登ることにした。
寄 → 東側ルート
10時に小田急線の新松田駅でピックアップしてもらい、車で寄 (やどりき) へ。ここは 3年半前の鍋割山 で下山したバス停がある場所だ。
前々日が雨、昨晩から今朝に掛けても若干の降水があり、地面は幾分湿っているコンディション。予報では午後から晴れるとのことだが、10時半の空を見る限り、天候はあまり期待出来そうにない。ここ数日は11月下旬並みの気温が続き、この日の気温も10度近くまで下がっている。
駐車場から中津川を渡って民家の間を登っていくと、左右に分岐が現れる。
左は宮地山に立ち寄りつつ南から、右は東からシダンゴ山にアクセスすることが出来るが、下りの舗装路歩きを少なくしたかったので、今回は右のルートを選択した。
そこそこ急な傾斜の舗装路を茶畑に囲まれながらガンガン登るが、段々アスファルトに泥やコケが薄っすらと乗るようになり、結構滑るのでスリリング。
20分ほどでイノシシ除けのゲートが現れ、ここからが登山道がスタートとなる。振り返ると展望があるのはここまでで、登山道に入ると基本的に展望はゼロ。
登山道
登山道も多少の泥濘こそあるものの、先程の舗装路よりグリップが利くし、勾配もそれなりなのでサクサク登ることが出来て快適。
ただ、基本的にスギばかり植林された道なので、この日のような曇天ではかなり薄暗く、あまり気持ちの良い山歩きとは言えないところが少々残念だ。
ゲートから20分ほどで林道との合流地点があり、ここがこの登山道で唯一の開放的なポイントになっている。そこから再び陰鬱としたスギ林を少し進むと、「山と高原地図」の2015年版では水場のマークが付いている場所がある。確かに黒いホースが置かれているのだが、水は一切出ていない。
ホースを辿ると1mちょっと先で細々と流れている水溜まりに行き着くが、これではまともな水場として機能しているとは言い難い。
標高を上げるに連れて霧が強くなり、予報が外れたことを恨みつつ山頂へ。
今回はかなりゆっくり登ったので、寄の駐車場から2時間掛かっているが、普段のペースなら1時間ぐらいのお手軽なコースだろう。
シダンゴ山 山頂
山頂は一度切り払われたところにアセビの低木が植林されているようで、木々に覆われているものの展望は良い。(他ブログ等による情報)
ただ、この日は何も見えず、下山直前に辛うじて周囲の山が僅かに見えたぐらいだった。
先客は2グループで計6人。比較的広い山頂だが、テーブルが1つ、他には小さな碑と社が設置されているだけなので、テーブルが埋まっている場合には、芝生に腰を下ろすしかない。
いつも通りのカップ麺とおにぎり、ホットコーヒーで暖を取ってみても、10度を下回る気温なので、身体は徐々に冷えていく。
長く待っても劇的な天候の回復は見込めそうにないと判断して、南側の登山道から宮地山を目指して下りることにした。
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