▲ 個人的な山初め – 高畑山・倉岳山 (990m)

天神山 → 倉岳山

15分ほど休止して、山頂を出発。直後にようやく、倉岳山方面からの2人組と擦れ違った。

尾根道をガシガシと100mほど下り、天神山に到着。標高876m。
こちらも尾根の途中といった感じで、ピーク感はあまり無いが、扇山方面の展望は得られる。

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穴路峠

天神山から程無くして穴路峠を通過。北に下れば先程の分岐、北東に登れば倉岳山に繋がり、東→南と下れば狭山方面に下りることが出来る。
かつては大月市と秋山村を結ぶ重要な峠であったらしく、「峠道文化の森」という名前はそこに由来しているようだ。

穴路峠からは登り返しで、下った分の100mを取り返すことになる。
縦走におけるダウン→アップは付き物だが、100mぐらいなら悲鳴を上げるほどでもない。

倉岳山 山頂

やはり大台目前で力尽きた990m。ぐぬぬ。
山頂としては高畑山・天神山よりかなり広く、1つだけベンチも設置されている。
こちらは道志方面だけではなく、北側の中央線方面にも展望が得られる。この日は若干雲が多く、高畑山の時点で僅かに見えていた富士山も、その後の1時間ですっかり姿を隠してしまっていた。

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到着したタイミングでは無人だった山頂は、荷解きしている間にどんどん盛況に。10人ぐらいの団体、2人組が3組、ソロが1人、そして自分。
コースタイムが短い山なので、みんな遅めの出発で登っているのだと思うが、みんな口々に富士山が見えないことを嘆いていた。自分は高畑山で見たので特に残念感は無かったけど、やはり山は早い時間に限る。


いつも通りの昼食を済ませ、トータル50分ほどのんびりしてから山頂を出発。
まずは立野峠に下るのだが、山頂直下の下りは若干気を遣う。勾配がそれなりにある斜面は乾いてザラザラと滑り、身体を支える木などが無い区間がわずかだが存在している。
崖や大きな段差等は無いので、転倒したところで大事にはならなそうではあるが、だからと言って捻挫したいるするリスクは残っているので、歩幅を狭めて慎重に下りた方が良いだろう。

立野峠

ピカピカに綺麗な指導標が立っている。
ここからは北側の斜面に下っていくため、多少展望のある尾根道とはお別れ。北側の沢に向かう斜面ということで、ここまでの道に比べると若干陰気。

倉岳山水場

やはりピカピカの看板が設置されている、倉岳山水場。地図 でも「水場」のマークが付いているが、今回のタイミングでは涸れて水は出ていなかった。
山火事対策用の貯水池に水を取るために整備されたものらしく、看板には飲料用ではないことが禍々しい赤い文字で記載されていた。

水場以降は沢を細かく跨いで登山口まで下る。
途中、薄っぺらい木の板で架けられた橋を渡るのだが、その薄さはかなり心許なく、ジャンプしたらあっさり踏み抜いてしまいそうな不安を感じた。2~3mの高さに架けられていることもあり、ちょっとスリリング。

倉岳山登山口

ポストのようなものが設置されているので、登山届を入れるものかと思ったら、中にはポツンとカウンターが置かれていて、登山者をカウントしていた。
一瞬、こちらから入山した人だけが対象かな?とも思ったが、多分通った人全員が対象だろうと思い直し、カウンターをガチャリ。どういう期間で調査しているのか不明だが、自分が見た時点では「542」となっていた。

JR 梁川駅

舗装路をダラダラと歩き、桂川に架かる大きな橋を渡って、何やら不思議なピラミッドセンターなどを横目に見つつ、梁川駅に到着。
鳥沢駅と同様、約1年前に建て替えられて綺麗な駅舎になっているが、こちらは1985年の時点で無人化されているらしい。綺麗な待合室も設置されていて快適だが、やはりトイレは無い。
また、券売機では紙幣が千円札しか使えないようになっているため、五千円札や一万円札しか無いと、近くの商店等で崩す必要がある。


登山口から梁川駅までの間、またその周辺に適当な入浴施設が無く、季節柄ほとんど汗も掻いていなかったので、そのまま自宅に直帰することに。
梁川駅で30分ほど待ち時間があったものの、それでも15時には帰宅完了。お風呂は1歳半の息子と入りました。(週末のお風呂は自分のお役目!)

それほど抜きん出た何かがある山ではないものの、アクセスの良さも含めて気軽に登れる選択肢としては、ストックしておけそう。
ただ、この時季は落葉しているので比較的視界が開けているんだけど、葉が茂りだすとそこまでの展望は得られなくなるような気がするので、個人的には冬場に登っておいて正解だったかも。

ちなみに高畑山と倉岳山それぞれの山頂に設置された案内板に、「バカ 山汚スナ」と汚い字で刻まれているんだけど、これは笑うところなんですかね…

DATA

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