2日目 からの続き。
最終日の3日目も快晴で、若干汗ばむほどの陽気。
千光寺公園 (千光寺山)
早くから開いている U2 で朝食を済ませて、昨年 スルーしていた 千光寺 というか、千光寺公園 (千光寺山) を目指す。
千光寺山は尾道駅の裏手にあり、山頂まで歩きで30分、ロープウェイ なら3分で到着することが出来る。
ロープウェイは通常15分間隔とのことだが、混雑時にはほぼピストン輸送で運行されている。今回はそれでも徒歩と変わらないぐらいの待ち時間だった。
山頂には360度を見渡せる展望台があり、特に尾道水道を含めた瀬戸内海方面の展望が素晴らしい。
文学のこみち、猫の細道
下りは徒歩で 文学のこみち を歩く。
危険な箇所は無いながらもそれなりに歩き甲斐のある面白い道で、あちこちの岩に尾道所縁の詩人の詩が刻まれている。
中腹の千光寺を過ぎると、猫の細道 。
空き家を再生した店や美術館が犇めく路地で、異国に迷い込んだようなトリップ感を味わえる。
艮 (うしとら) 神社
ちなみにロープウェイ山麓駅のすぐ裏手にある 艮(うしとら)神社 も、是非訪れておきたい。
市の天然記念物にも指定されている推定樹齢900年の大楠は見事。また自分は知らなかったのだが、幾つかの映画やアニメの舞台になっているそうだ。
鞆の浦
商店街を散策した後、やはり去年は行けなかった 鞆の浦 へ。
近年はメディアへの登場機会も多く、こちらも様々な作品のロケ地として有名になってきている。
車でのアクセスが前提となるため、混雑期の駐車場事情には注意が必要。
ゴールデンウィーク中の対応として、現地の少し手前に整理券を配布するための待機場が複数設けられ、そこで整理券を受け取らないと近隣の駐車場を利用出来ないシステムになっている。
一般的ではない上にアナウンスも十分とは言えず、気付かないまま駐車場まで来てしまう車も少なくない状況だが、鞆の浦は細い道が多く、中心部で待機渋滞が発生してしまうと導線が麻痺してしまうことが容易に想像出来るため、これは止む無しという印象だった。
この仕組みのお陰で観光エリアが車でごった返すようなことにならずに済んでいて、景観や雰囲気を維持することにも成功している。
鯛丸
観光エリアの入口近くにある 鯛丸 で昼食。お目当ては鯛の魚粉と鯛油による油そばである「鯛そば」。
昨日の鍋焼きうどんよりも数段強い、ガッツリとした鯛の旨味はインパクト大。東京にも欲しいけど、これはここで食べてこその味という気もする。
常夜燈
鞆の浦のシンボルとも言える 常夜燈 。
サイトによれば「江戸期の港湾施設である常夜燈、雁木、波止場、焚場跡、船番所跡がほぼ完全な形で現存しているのは、全国でも鞆港だけ」とのこと。
明るい時間でも十分に魅力的だったが、ここは是非とも泊まりで再訪したい。
広島空港から帰宅
広島空港から夜の便で東京に戻るのだが、ゴールデンウィークの道路事情を把握出来ていないため、ナビの予測に2時間ぐらいの余裕を持たせて鞆の浦を出発。しかし、渋滞らしい渋滞には遭遇せずにすんなり空港に到着してしまい、広島空港でのんびり時間を潰すことになってしまった。
ギリギリで気を揉むのは嫌だし、元々最終日は詰め込み過ぎないように計画していたので、心残り無くしっかり堪能することが出来た。天気もこれ以上無いぐらい素晴らしく、広島エリアを十二分に味わえた3日間だった。
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