新春1,500km 紀伊ハンター 2020 (1日目)

那智の滝・飛瀧神社

境内を北に抜けてダラダラと下り、最後に 那智の滝・飛瀧神社 へ。
勝手な思い込みで山深く、ギリギリまで姿を見せないイメージを抱いていたのだが、実はかなり遠くからでも滝が見えている。

車道から石段を少し下ると滝のほぼ正面に出られるが、300円支払うともう少し近い「お滝拝所舞台」に上がることが出来る。このところまとまった降水が無かったため水量はそれほどでもなかったが、落差133mは伊達ではなく、滝の下には虹が掛かっていて雰囲気も良い。

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駆け足気味だが概ね目的は果たせたので、大門坂を下って駐車場に戻る。

潮岬・樫野埼灯台

夕日を見るために潮岬まで南下するが、少し時間に余裕があったので、潮岬から東に繋がる紀伊大島に寄ってみることにする。
東端の 樫野埼灯台 手前には 明治時代にトルコの軍艦が遭難した事件 の慰霊碑と記念館が建てらており、観光地に近い雰囲気で整備が為されている。

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灯台はイギリス人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンによる日本最古の石造り灯台とのことで、隣に建つ旧官舎とセットで非常に美しく維持されていた。 時間があったので偶々立ち寄ってみたが、少し時間を掛けてでも訪れる価値がある、なかなか雰囲気の良い素敵な場所だった。

潮岬灯台

こちらも樫野埼灯台と同じ技師の手によるもので、日本の灯台50選にも選ばれているそうなのだが、残念ながら営業時間が終わっていて近付くことは叶わなかった。ただ、今回狙うのは灯台そのものではなく、灯台の脇を抜けて神社の前を通過し、若干山道っぽい場所抜けた突き当りにある夕日スポット。岸壁の上にある狭いスペースだが、しっかりとした柵が設けられているので危険は無い。

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夕日を観るには格好の場所だが、この時は水平線近くに厚い雲が横たわっていて、どうやら完璧な夕日は望めそうになかった。
雲が切れることを薄く期待し、お湯を沸かしてコーヒーを飲みながらしばし待ってみたものの、残念ながら上の写真止まり。明日の朝陽に気持ちを切り替えて、車に戻る。

たんぽぽラーメン

陽が落ちてすっかり暗くなったので、そろそろ夕飯。2日間の中で一度はご当地ラーメンを食べようと思っていて、この後目指す温泉への道すがらにあるエリアで探してみたところ、勝浦のたんぽぽラーメンが良さそうだった。暗くなっていたのであまり分かっていなかったのだが、どうやら朝に大トロ丼を食べたヤマキの並びだったらしい。
この店、実はhikaruが都内で食べつけている和歌山ラーメンの雄「井出商店」の姉妹店だった。予想外の出会いと期待通りの味にテンションも上がる。

川湯温泉 (仙人風呂)

最後は一気に山奥に入り、川湯温泉 ( 仙人風呂 ) へ。名前の如く川そのものを浴場とする豪快な温泉だが、何せ今時季は川の水温が冷たい。川底から噴出する73度の源泉を探り当てて何とか温まろうとするものの、水深が浅いので肩が出てしまい、思うように温まることが出来ない。全身を温められる場所を探すのはなかなか大変だけど、とにかく開放的なシチュエーション、そして同じ境遇を共にしていることで、何とも不思議な連帯感があった。

車中泊

1日目のプランをすべて消化したので、道の駅 パーク七里御浜 まで北上して、駐車場で車中泊。この24時間はほぼ仮眠無しで動き続けてきたので、明日に向けてさっさと就寝する。今のところ明日の天気も心配無さそうだし、残りの時間でどこまで回れるかが楽しみだ。

DATA

2日目 に続きます。