新春1,500km 紀伊ハンター 2020 (2日目)

1日目 からの続き。
昨晩は22時過ぎに就寝したので、何となく2時ぐらいには目が覚めて、適当に北上しようとか考えていたのだけど、実際に起床したのは4時だった。寝心地が良かったのか、思ったより疲れていたのか、その両方かもしれない。6時間近く眠ったので、疲労はしっかり抜けて頭もスッキリ。

大王崎からの朝日

ここから一気に北上して、まずは志摩の東端で朝日を観るのが最初のミッション。志摩の海岸線なら朝日スポットは幾つかありそうだが、今回は 大王崎 を目指すことにする。
熊野大泊ICから熊野尾鷲道路で北上し、紀勢自動車道にスイッチして、勢和多気JCTから東進。伊勢西ICで下りて、伊勢道路で南東に向かい、6時半過ぎに大王崎に到着した。

大王崎に関しては下調べをしていなかったのだが、かつては真珠採取業で賑わった他、断崖の絶景が惹き付けられる画家が多いことから「絵かきの町」としても知られているようだ。
訪れたのが正月の早朝なので、実際のところ真珠店がどの程度残っているのかは分からないものの、見るからに廃墟と化した建物も多く、今現在も賑わっているとは考えづらかった。

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大王崎灯台 は営業開始前で近寄ることが出来ないので、手前の波切九鬼城址展望公園から朝日を観ることにする。九鬼水軍を率いて信長や秀吉に仕えた九鬼家の居城があった場所らしい。灯台と朝日を1枚に収めることが出来るので、結果的に灯台よりこちらの方が良かったかもしれない。
この日も水平線に雲があって微妙な気配だったが、何とか「光の道」的なものまで観ることが出来たし、昨日のリベンジは果たせたと思う。

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伊勢神宮

朝日で幸先良いスタートを切ることが出来たので、そのままの勢いで取って返し、伊勢神宮 (内宮) を目指す。
1時間弱で神宮近くに着いたまでは良かったのだが、既に8時を回っていたため、周辺の駐車場は満杯で待機列が出来上がっていた。仕方無く列に並んでいたところ、丁度良いタイミングで小学校のグラウンドが解放され、長く待たずに駐車することが出来た。ここでのロスが大きいと渋滞を含めた帰り時間に影響が出てくるため、正に渡りに船といったところ。

途中の おはらい町・おかげ横丁 は古い街並みや歴史的建造物が立ち並ぶスポットで、タイムスリップしたような雰囲気を楽しめる。

鳥居を潜って宇治橋を渡り、内宮へ。
御手洗場となっている五十鈴川の水はほど良く冷え、身が引き締まった。

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しっかり勉強して来たわけでもないし、1つ1つをじっくり参拝する時間も無いので、今回は下見程度にサラッと回るだけに留めた。外宮を含め、伊勢神宮をちゃんと回るのであれば、1日でも足りないだろう。それはまた、いつかの機会に。

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帰りに 赤福 を買い、車内で頬張りながら東京に戻る。お土産で貰ったものしか食べたことが無かったんだけど、出来立ての赤福ってこんなにもっちりと柔らかいのか! 相方がお土産は絶対にこれだと言い張る理由がやっと分かった。

伊勢湾フェリー

出来る限り往路と異なるルートで帰りたいという思いもあり、伊勢湾フェリー を使ってみることにする。帰宅時間の短縮を見込めるわけではないが、”旅感”の演出に船は欠かせない。
鳥羽ターミナルを11時半発のフェリーに乗り、伊良湖ターミナルに12時半着。この後は都内まで長くなることが予想されるので、最後の大休止としても有用と言える。

帰宅

伊良湖ターミナルから北上してすぐに東名という選択肢もあるが、ナビではしばらく海岸線を走り、浜松ICから上がるルートを推奨していた。浜名湖周辺を走ったことは無かったし、最後のドライブにも丁度良いので、ナビに任せて下道を戻ることにする。浜名大橋辺りはなかなかのドライブコースで気持ち良い。

浜松ICからは東名に乗るが、やはり御殿場辺りで渋滞が発生しつつある状況。20~25kmなのでそのまま突っ込むか悩んだけど、精神衛生上少しでも動き続ける方が我々の性に合っているだろうということで、沼津ICで下りて国道1号で箱根の山を抜けることを選択。こちらもこちらで湯本手前の合流等があり、結局それなりの渋滞に巻き込まれる結果だったのだが、小田原西ICから小田原厚木道路に上がって以降は東名も含めて大した停滞も無く、19時過ぎには都内に戻ることが出来た。

予てより気になっていた紀伊半島を弾丸ながら回ることが出来たし、昨年の出雲大社 から僅かの間に熊野那智大社と伊勢神宮を訪れることが出来たのも感慨深い。年始恒例イベントのハードルがどんどん上がっていくような気もするが、それはそれとして来年も楽しみだ。(次は東北…?)
今回も快く送り出してくれた相方には感謝しかない。(「たまには感謝以外のものを出せ」と言われても、やはり感謝しかない!)

DATA

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