我が子がゲームをやる際に、止めるタイミングを親が言っても納得感が薄いらしく、毎回泣いては怒られるという悪いパターンに陥っている。(特に相方への心理的な負荷が酷い状況)
我が子の性格的に理屈が通っていれば納得する傾向があるのだが、今回のケースではそれが最初に決めていた時間だったとしても、親の一声で終わりになると感じて腑に落ちない結果に繋がっている様子だった。
そこで、終了までのサイクルに親が介入せず、自分で設定させれば納得するんじゃないだろうかと思い立ち、タイマーを導入してみることにした。
タイマーは色々販売されているのだが、子供が1アクションでセット出来て、時間の経過がスグに分かるものは限られてくる。その条件だと、ダイヤルを回すと針の替わりにフィルムの色面が増えるタイプが一般的らしい。似たようなタイマーが幾つかある中で、今回は『 トキ・サポ 時っ感タイマー 10cm 』を選んだ。
選定の理由は、フィルムの色合いが主張し過ぎていないという1点に尽きる。他のタイマーはフィルムが赤系のものが多く、そこまで主張しないブルーグリーンの本製品が一番目に優しかった。
トキ・サポ 時っ感タイマー
機能は至ってシンプル。パッと見で出来ることは、正面のダイヤルを回すだけ。ダイヤルを回すと文字板部分のフィルムが広がり、最大60分まで設定することが出来る。一時停止するスイッチ等は無く、ダイヤルが回っていれば勝手にカウント、ゼロになったら勝手に止まる。子供が扱うには、これぐらいシンプルでも問題無いだろう。
製品名にある「トキ・サポ」というタイマー式学習法に基づくものらしいのだが、あくまでその学習法にタイマーを用いるというだけで、本製品に特別な機能が備わっているというわけではないようだ。
背面下部の電池ボックスを開けると、2つのスイッチが付いている。左がアラームを鳴らす秒数で、右がアラームの音量。
秒数は3秒または60秒と非常に大雑把。アラーム停止の手段が用意されていないため、一度鳴り始めると終わるまで鳴りっぱなしになってしまう都合上、60秒は長過ぎる気がする。個人的には3秒と10秒ぐらいが良かったかな。
音量はゲーム中という環境を踏まえて、我が家では「大」にしている。「大」でもそこまでうるさいわけではないが、静かな環境で勉強中に使うなら「小」でも十分。
タイマーを導入した結果、我が子はスッパリとゲームを終えられるようになった。
どれだけゲームをやったのかが視覚的に把握出来るようになったことと、それを自分の手で設定したという実感が伴うことで、自分で決めたルールに沿った時間であることが認識し易くなったのだと思われる。元々どちらかと言えば聞き分けが良い方だったので、ルールが明快で「腑に落ちる」感覚さえ伴えば、そこに不満は感じないらしい。
我が子の性格的にマッチするのでは?と思って導入してみたが、予想以上の効果で少々驚いている。どういうアプローチが適しているかは子供によって様々だと思うので、我が子にとってストレスを感じない方法を考えることの重要性を改めて再認識させられる良い機会だった。
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