男4人、夏前から9月の連休に泊まりで登ろうと決めていたので、各自で色々と候補をリストアップして、今回は日光白根山に登ることにした。山小屋泊ではなく、前日に現地入りで宿泊して、明朝一番からの日帰り山行。
去年もこのタイミング、全く同じスケジュールで 太郎山に登っていた ので、プランとしてはほぼそのまま流用出来て話が早い。
1日目は夕方まで自由に使うことが出来るので、早朝出発組と夕方到着組に分かれる。半日ぐらいでついでに行けそうな場所を探したところ、鬼怒川方面の 龍王峡 を発見。鬼怒川なら近場で温泉にも立ち寄れるので、限られた時間で詰め込むには都合が良い。
龍王狭
朝7時に久我山を出発。龍王峡へは北千住から東武日光線に乗り換えて、終点の新藤原から野岩鉄道で1駅。龍王峡駅のホームは半分がトンネルの中に作られた形になっていて、なかなかの雰囲気。
駅を出て、立ち並ぶ土産物屋の脇を抜けると、渓谷に下りる石段が現れる。この日は9月とは思えないほど暑く、鬼怒川でも日中は汗ばむほどの晴天だったが、渓谷沿いの森林に設けられた散策路は、それなりに涼しく快適に歩くことが出来た。
ここ数日はまとまった雨が降っていないため、渓谷や渓谷に流れ落ちる滝の水量はほどほど。
龍王峡を一通り歩こうと思うと片道6キロというロングコースになるので、この日は “むささび橋巡回コース” と呼ばれる最短往復コースだけをサクッと回る。
むささび橋の手前に茶屋があって、コーヒーや味噌おでん等が売られている。自分はところてん、友人は冷やしキュウリを注文。冷たくて美味しい。
むささび橋からの眺めは文字通りの絶景。
むささび橋までは木道中心のコースだったけど、橋を越えてからの復路は岩場が多くなる。岩場とは言っても散策路としてしっかり均されているので、歩き易いハイキングコースだ。行きと帰りで雰囲気が結構違うので、飽きずに歩けるのが嬉しい。
虹見橋を渡って、スタート地点に戻る。
ちなみに今回のコース中で唯一、ここだけ河岸まで下りることが出来るようになっている。
鬼怒川温泉
帰りの電車までの丁度2時間を消化して、龍王峡を後にする。再び新藤原で東武鬼怒川線に乗り換えて、今度は鬼怒川温泉駅で下車。
計画段階でこの日の昼食をどうするか結構悩んだのだが、以前に「もやもやさまぁ~ず」で紹介された店があることに気付き、そこに行くことに決めていた。
八海山
駅から徒歩3分で目指す 八海山 に到着。店の前には番組で見たインパクトの強い店主のポスターや幟が立っている。
我々が到着したタイミングではまだ空席があったので、すんなり座ることが出来たが、程無くして満席になったところをみると、それなりに繁盛しているようだ。
番組では “たろう餃子” がプッシュされていたので、それぞれ1皿ずつ注文。
一般的なサイズの餃子5個で400円はちょっと高めだが、奇を衒わない正統派の餃子でなかなか美味しかった。ただ、良くも悪くも特徴的ではないので、これを目当てにリピートすることはないかも。
他に自分はタンメン、友人はとんこつカレーラーメンを注文。タンメンは意外と繊細な味だったが、とんこつカレーは完全にカレーが勝ってしまい、とんこつらしさはあまり感じられなかった模様。まぁ、近くに来た際の選択肢としては悪くないかな。
鬼怒子の湯
駅前で缶ビールを調達し、そのまま徒歩で「鬼怒子の湯」に向かう。鬼怒川温泉駅から15分、鬼怒川公園駅から10分ぐらいの場所にあって、鬼怒川渓谷を眺めながら足湯を堪能することが出来る施設である。
温泉駅前にも対になる形で「鬼怒太の湯」という足湯があるのだが、こちらはロータリーに唐突に置かれているだけなので、観光目的なら “鬼怒子” だろう。
駅から少し遠い鬼怒子にも、景色を求めて結構な人が訪れるのだが、立地の為かそれほど大勢が浸かれる広さは無く、次々に後続が来てしまうと、あまりのんびりすることが出来ない。
湯温も結構高くて長湯には向かないので、この為にわざわざ行くというより、ドライブのついでに立ち寄るというのが適当と思われる。
ちなみに龍王峡を先に見てしまったせいかもしれないのだが、足湯からの鬼怒川渓谷にはあまり感動を覚えなかった。
湯船と崖までの間にまだ道があり、足湯から直接見下ろせるわけではないので、渓谷の景色が若干遠く、思ったほどダイナミックな感じではないかも。景色としては、普通に途中の橋から見下ろす方が全然楽しめると思う。
温泉駅に戻り、駅前で惹かれた「はちや」の “とちおとめソフト” を買い食い。
店頭のポスターだとそれはそれは果肉感に溢れた鮮やかな色合いをしていたのだが、実際に手渡されたものはかなり掛け離れた普通のいちごソフトであり、ちょっとガッカリ。それでもまぁ、味としてはなかなか濃厚で美味しかったから許そう。
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