久我山ホタルまつり 2019

家のすぐ近くで終わっていた東八道路から玉川上水に沿った甲州街道 (国道20号) までの未開通区間が遂に開通して、通勤時間帯の人見街道の混雑が幾分緩和された。玉川上水沿いの自然環境保全の観点から反対運動が強く、永らく停滞していた計画がとうとう完成まで漕ぎ着けた形だ。
自然環境が交通事情の犠牲になることは出来る限り避けるべきなのは正しくその通りなのだが、人見街道の自転車と自動車の接触、子供が多い国学院久我山周辺の状況を考えると、やはりどうにしなければならなかったのも事実だろう。
それはそれとして、個人的に気になっていたのが久我山の貴重な風物詩である 久我山ホタルまつり の今後。
ホタルの放流場所である玉川上水を挟む形で交通量の多い道路が出来てしまったので、これからどうなってしまうんだろうと気を揉んでいたのだが、例年とほぼ同じ形で無事に開催された。


放流場所は、神田川 (久我山駅~富士見ヶ丘駅間) と玉川上水の2ヵ所。
玉川上水と自動車道との間には遊歩道が設けられているので、これまでと同様に鑑賞することが出来る。
以前はあまり人通りが無く、やや鬱蒼とした道だったが、ホタルの鑑賞という点に絞れば雰囲気があって好きだった。今回から整備された歩き易い道に変わったことは、良い面と悪い面があるだろうが、受け入れていくしか無いのだろう。

神田川沿いの中央緑地公園の出店は例年よりも数が増えて、ちょっと手の込んだメニューが増えている。
狭いスペースにかなりの人でごった返すので、久我山とは思えない混雑ぶりだ。

陽も落ちたのでそろそろと思い、神田川沿いの放流場所に向かったのだが、何と1匹のホタルも観られないまま富士見ヶ丘駅に着いてしまった。
昨日の大雨でホタルがやられてしまっているらしく、Twitterによれば、もう少し遅い時間に再放流されたらしい。ガックリ。
とりあえず来年以降もホタルまつりは存続されそうなので、これに懲りず、また子供を連れて行きたい。