▲ 奥多摩3連発 – 本仁田山 (1,224m)

先月の鷹ノ巣先週の棒ノ折 に続き、奥多摩の本仁田山に登ってきた。
奥多摩駅からダイレクトに登ることが出来る便利な山で、更に北上すると、去年の秋に登った川苔山 をハシゴすることも可能。

前日夜半まで小雨が降っていたこともあり、直前まで天候が危ぶまれたが、朝には雲間から太陽が覗く好天となった。すっかり夏の空模様だ。

大休場尾根ルート

駅から40分程の車道歩きを経て、安寺沢の登山口に到着。
ここまでは北氷川橋や夫婦橋から川を見下ろしたり、魍魎の匣を彷彿させる奥多摩工業の工場を眺めたり、割と飽きずにダラダラ歩ける。季節柄、ヒマワリが沢山咲いていた。

登山口からは一気に勾配がキツくなり、岩と根の狭い道をひたすら登る。奥多摩駅の標高が434mなので、山頂までの標高差は約800m。これを1時間半ほどで一気に登ることになる。
この急坂は結構大変で、休憩ポイントが少ないこともあって、山馴れしていないとなかなかシンドイかもしれない。

木々に遮られた道は展望もイマイチで、山頂までほとんど変化が無い。
途中で小雨が降り始めたが、木々の枝葉に遮られてほとんど濡れずに済んだ。

本仁田山 山頂

本仁田山の山頂は狭く、他の山への中継点のような印象。
山頂に着く頃には雨も上がり、夏のモクモクとした雲と、周りの山々を見渡せる。丁度1年前に登った高水三山も見えた。

山頂で昼食。今回はクッカーを持って来ない代わりに、冷たい蕎麦を持参。
水を凍らせたボトルと一緒に防水パックに入れておいたので、見事に冷たいままで堪能することが出来た。

瘤高山経由で杉ノ尾根ルート

ここからは川苔山に向かうか、そのまま下山するかの二択となるが、メンバーがバテていたため、今回は大人しく下山することにした。
川苔山に続く尾根を進み、瘤高山の分岐で鳩ノ巣駅方面への杉ノ尾根にスイッチ。この尾根は周辺の山々を見渡しながら歩ける好展望の道で、山頂までの鬱蒼とした雰囲気とは対照的。

熊野神社 盆踊り大会

鳩ノ巣駅方面に下山すると、最後は熊野神社の裏手に出る。神社では丁度盆踊り大会の日だったらしく、男衆が櫓や屋台の準備をしていた。
祭りで売る用の缶ビールをフライングで分けてもらい、境内で乾杯。今日の祭りは夕方からなので、残念ながら参加出来なかったが、来月にも 棚沢獅子舞 という祭りがあるとのこと。

鳩ノ巣渓谷

そのまま線路を越えて、鳩ノ巣渓谷に向かう。
渓谷沿いの旅館 一心亭 (現在はそば店として移転) でお湯を借りて、疲れと汗を流す。
周辺にも幾つか立ち寄り出来る湯があるが、ザッと調べた限り、15時以降も入れるところは、鳩ノ巣駅周辺では一心亭ぐらい。


その後はしばらく渓谷を歩いたり、川に足を浸したりして、最後に喫茶店でアイスコーヒーを飲んで解散。
今回は山そのものは短めでアッサリしていたものの、祭りの準備に立ち会えたり、渓谷沿いを散策出来たり、トータルでなかなか充実した山行だった。

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