▲ 2ヶ月半振りの再始動 – 大野山 (723m)

JR 山北駅への下り

帰りは山北駅方面に下る。
山頂から少し下りると 牧場 方面への分岐があるので、とりあえず立ち寄ってみることに。

牧場は県営だけあってなかなか綺麗だったけど、牛が3頭しか居なかった。
あとで聞いた話によると、この牧場は他から春~秋の期間で子牛を預かって育てる施設で、4月に入るとあちこちから牛が運び込まれて来るらしい。
タカナシの自販機があったので、気分だけでもと思ってビン牛乳を一気飲みしたけど、多分、これはこの牧場で作られたものじゃないんだろうな…

分岐まで戻って下山を再開。
少しの間は谷峨からの登りと似たような、整備された緩やかな下りが続くが、長い階段を下りた先から普通の山道がスタート。
こちらはある程度の勾配や、片側が切れ落ちた細い道などが所々にあって、往路よりも多少は「山に登っている」と思えるコースになっている。
ただし、それもあまり長くは続かず、こちらは谷峨ルート以上に長い長い舗装路歩きが待っていた。
舗装路歩きは精神的にダルいのであまり好きじゃないけど、このルートでは山里を縫って歩く割合が多く、あまり飽きずに歩くことが出来た。下山後に山里を歩くと、何だかホッとするので個人的に嬉しいポイントである。

カフェ リーフス

駅まであと少しというところで、リーフスというログハウスのカフェを発見。
山頂でコーヒーを飲んでいたので一旦通り過ぎ掛けたのだが、やはり気になって引き返した。

9年前に脱サラして店を始めたという、こういう店としては比較的若いご主人のお店。立地上、登山の帰りだと利用する機会は限られてしまうが、246からスグなので、車で通る人なら比較的立ち寄り易い環境と言えそうだ。コーヒーがとても美味しく、居心地の良い素敵なお店なので、近くを通る機会があれば是非。

周辺の古道に詳しく、興味があれば教えて下さるとのこと。
商売をするかはさておき、リタイア後は山間で暮らせたら良いなと思ったりすることもあり、お話を聞かせてもらいがてら、折を見てまたお邪魔したいと思う。

JR 山北駅 さくらの湯

店を出て15分ほどで山北駅に到着。
駅のすぐ裏に町営の温泉 さくらの湯 があるので、そこで汗を流す。町民センターの3階にある施設で、露天やサウナを備えつつ400円。

隣で浸かっていたおじさんと長話をして、御殿場線がまともに動き出したのは昨日からだったと判明。
一応、昨日の時点で運行情報を確認し、大丈夫だったので来たわけだが、まさか昨日が正常運行に戻った直後だとは思っていなかった。昨日までは松田からは山北までしか電車が走っておらず、今回往路に使った谷峨には行くことが出来なかったようだ。
この温泉も昨日まで営業を休止していたので、今回のプランは本当に今日からしか実現不能だったことになる。最悪の状況に陥らないように、下調べをした上でスケジュールを組んではいるが、今回は流動的な要素が一通り良い方向に機能した、ラッキーな山行だったと言えそうだ。
天気も昼ぐらいから雲が出始めていたが、下山までは青空が覗く晴天に恵まれた。

情報提供してくれた方からのコメント通り、長閑で素敵な山だった。次は牛が放牧されているタイミングで登ってみたいと思う。