ウフフ♪ 北陸新幹線 – 金沢・能登 (3日目)

しいのき迎賓館

金沢城公園 を抜けて、一昨日催しの準備が進められていた しいのき迎賓館 へ。

春ららら市

何が催されているのかよく調べないままに行ってみたのだが、春ららら市 というイベントが催されていた。全126店というなかなかの規模で、大まかには飲食と手工芸が半々といった感じ。
パッと見で子供が多いなと思ったら、芝生に色とりどりのペットボトルキャップが撒かれていて、それを自由に並べて絵を作ったり出来るようになっている。撒かれたキャップは物凄い数で、回収が大変そうだけど、これはなかなか良い試みだと思う。

この後は昨日食べ損ねていたハントンライスを食べに行くつもりなので、お腹の空き具合と相談しつつ、鍋やらカップケーキやらを買い食い。


春ららら市を後にして、21世紀美術館の脇を抜けて FULL OF BEANS へ。
古民家回収系のカフェで、ハントンライスを提供している店の1つ。古民家+洋物のバランスが良く、人が多くてもあまりガヤガヤ感が無いので落ち着く。

鈴木大拙館、松風閣庭園

良い感じにお腹が満たされたので、そのまま歩いて10分の 鈴木大拙館 へ。
仏教哲学者である故鈴木大拙氏に因んだ施設だが、今回興味があったのは、氏の哲学ではなく、施設の方。思索のための「思索の間」と、それを取り囲む「水鏡の庭」が素晴らしい。

そのまま隣接する 松風閣庭園 も見て回る。
意図的に花を排した造りになっているとのことで、確かに華やいだ感じはしないのだが、静かで心落ち着く空間となっている。

にし茶屋街

新竪町で雑貨屋をハシゴしつつ、犀川に出る。
浅野川よりも広い河川敷には芝生が整備され、やはり満開の桜が見頃を迎えていた。こちらは団体の花見客が多く集まっていたが、河川敷が広いので混雑した印象はない。バックには雄大な山々が雪を纏って連なり、桜との共演を果たしている。

犀川を渡り、最後の目的地である にし茶屋街 へ。ひがし茶屋街があるんだから当然にし茶屋街もあるわけで、一応セットで回っておきたい。
橋を越えた辺りから観光地っぽい雰囲気が途絶えたので気になってはいたのだが、こちらは東の盛況ぶりと比べると、かなり寂しい感じがするのは否めない。料亭や芸妓置屋があったりするようなので、夜に来るとまた違うのかもしれない。

折角ここまで来たので、空いている店の中で気になった CACAO SAMPAKA に入る。スペイン王室御用達のチョコレート専門店らしいが、それにしても何故この場所に…
後で調べると、丸の内・南青山・梅田に続く4店目だそうで、何だ近くにあるんじゃないか。

茶屋だった古い建物を改修した店内は1階がショップ、2階がカフェバール。
ソフトクリームでも食べようかと思って入ってみたけど、2階も上がれるとのことなので、畳の和室でチョコレートのアイスとロールケーキを注文。値段はそれなりにお高いのだが、特にアイスはなかなかのボリュームでお値打ち感あり。
この3日間はこの手のものから遠ざかっていたので、金沢っぽくはないけど結構満足。

夜はタパスメニューがあって予約専用らしいんだけど、畳み部屋のこの雰囲気の中でタパスって、ちょっと想像が付きにくい。ハマれば激しくオシャレ!なのかもしれないが、下手をすると格好付けすぎて空回る危険も。
ある程度ユーモアも共有出来る人を連れていくには、変わり種で面白いのかな。


普段の旅行では結果的に最後の1時間が余るようなプランにしているんだけど、今回は結構時間ギリギリで金沢駅に戻る形になった。既にお土産は決めているので、慌てて買い込み新幹線に乗車。

念願叶い、やっとのことで行くことが出来た金沢、そして能登。
唯一の不安だった天気も、何とか行動を制限されない程度に収まってくれたし、最終日はこれ以上無いぐらいの快晴で、満開の桜にも大満足。強いて言えば、想像していたよりそこかしこに海産物が溢れている感じではなかったけど、初めて訪れたことを考えれば、なかなか充実したプランが組めたのではないかと思う。

子供が生まれると、当然今までのように好き勝手には動き回れなくなるので、行ける内に行けるだけ行っておこうと意気込んで良かった。ウフフ。