▲ 断崖の楽園再訪 – 乾徳山 (2,031m)

乾徳山 山頂

12時少し前に乾徳山の山頂に到着。
コースタイムより1時間半早かった計算だが、そこまで慌てて登ったつもりも無かったので、この3人のペースを踏まえてもちょっと予想外の早さだった。

▲ 別ウィンドウでパノラマ写真を表示します

山頂は岩だらけと言うか、むしろ岩で出来ていると言うのが正しい。
平らな場所の無い狭い山頂なので、人が増えると腰を下ろせる場所の確保が大変。裏手の端に何とかスペースを見付けて、ようやく荷物を置くことが出来た。

扇平の時点で富士山に雲が掛かり始めていたので、山頂では見えないことも覚悟していたが、この日は山頂でも綺麗な富士山を眺めることが出来た。360度の展望は勿論健在で、前回はあまり意識していなかった 金峰山 の五丈岩もバッチリ。
前回以上の素晴らしいコンディションで登頂することが出来て感激。


今回はかなり暑くなることが予想されていたので、早くも夏モードで冷やし担々麺を用意。そして、これまた夏山恒例の融けた氷水によるアイスコーヒーで乾杯。
このメニューだとクッカーを置いてくることが出来るので、身軽に登れるのも嬉しい。

下山

予定では30分で下山することにしていたけど、余裕があったので1時間ゆっくり休んで下山を開始。
前回同様、裏手の北側斜面から反時計回りに巻いて下りるコースで下山する。山頂直下の10分ぐらいはかなりゴツゴツとした岩場を縫って下りるので、なかなか楽しい。
以降は国師ヶ原十字路までダラダラ下るだけだが、一応破線ルートなので気は抜かないようにしたい。

高原ヒュッテ (避難小屋)

国師ヶ原直前の高原ヒュッテ (避難小屋)。
前回見た時よりも綺麗になって、バイオトイレが複数設置されるなど快適な施設に変貌している。他の方のブログを読むと、昨年の秋に改修が行われたようだ。
次回はここで1泊して、山頂で朝日を拝むプランも良いかもしれない。

小屋の周りは人から餌が貰えることを期待してか、鹿が多数ウロウロしているが、塔ノ岳の鹿よりは人慣れしていないようで、あまり近寄ると逃げていく。

道満尾根で下山

14時手前。国師ヶ原を過ぎて、下りは道満尾根方面へ。
車も通れる砂利道を歩き、10分も経たずに富士山の展望ポイントが現れる。確かにこのコース上では貴重なポイントだが、扇平や山頂に比べると印象は薄い。
この頃には既に薄っすらとしか見えなくなっていたので、1枚だけ写真に収めてそのまま通り過ぎた。

14時過ぎ。車道出合から道満尾根に入る。
看板には「道満尾根」としか書かれていないが、スタート地点の乾徳山登山口バス停に戻るには、この道満尾根に入って徳和方面に下る必要があるので注意が必要。
ここから先はあまり特徴の無い樹林をひたすら下りていくことになる。展望や変化はほとんど無い代わりに、比較的歩き易くタイム短縮を狙えるコースだ。

15時に登山道を抜けて舗装路に合流。
ここからバス停までは時間にして10分程度だが、微妙に誘導が途切れている箇所があり、適当に歩いていると余計な回り道をする羽目になるので気を付けたい。


バス停近くの自販機で缶コーヒーを購入。
前回、ここで「あたたか~い」を選んだら常温の生温いコーヒーが出て来るという災難に遭い、今回は満を持してのリベンジである。
正直、今回も生温いコーヒーを出されてネタにしたいぐらいの気持ちで挑んだものの、残念ながら (?) しっかりと冷えた美味しいコーヒーが出て来た。

帰りは時間に余裕があったので、バス時間を意識せずに下りてきたのだが、我々の到着直後に最終便より2本早いバスが来るというベストタイミング。山頂できっかり1時間滞在しても、トータルで2時間弱短縮していたのが運良く活きた。
帰りのバスもやはり西沢渓谷からの便なので、我々が乗り込む乾徳山登山口バス停の時点で、1台では乗り切れず、間も無く到着した増発便さえも満杯になるぐらい盛況していた。

勝沼ぶどう郷 天空の湯

往路と同じく30分で塩山駅に戻り、中央本線で1駅東京寄りの勝沼ぶどう郷駅で下車。目指すのはすっかり定番となっている 天空の湯 。早く下山して早いバスに乗れたお陰で、まだ明るい内に温泉に浸かることが出来た。
お風呂から上がった後は、やはり定番のジョッキで乾杯。


最後は八王子に立ち寄り、二郎系のラーメン屋『 田田 』で夕飯にする。
今までは立川でのトライが多かったけど、立川の二郎は山帰りのサイクルとマッチさせづらく、今後はここが “山帰り二郎” の定番になりそう。

兎にも角にも、ようやく実現したこの3人での山開きが最高の形になって良かった。

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