▲ 尾瀬 2011 初秋の陣 (1日目)

金曜深夜発の夜行に乗り、2年振り の尾瀬へ。
都内は残暑が厳しい9月中旬なれど、尾瀬では “草もみじ” と呼ばれる紅葉まであと半月。朝晩の気温が10度を下回ることもあるということで、少しだけ季節を先取り。

尾瀬夜行23:55

金曜の夜、普通に仕事を終えて帰宅し、着替えて浅草に向かう。
「尾瀬夜行23:55」はお盆だった前回よりも若干乗客が多いような気がするが、やはり花や紅葉を微妙に外したシーズンだからか、満席までは埋まっていない。
浅草を出て30分、最後の途中乗車駅である春日部を過ぎ、これ以上乗客が増えないことを確認して、前の座席を回転。4人分のボックス席を2人で使うことで多少はマシになるものの、前回同様に一切リクライニングしないこのシート、やはり寝心地は最悪の一言。バスに乗り換えるまでの4時間を過ごすには結構シンドイ。

夜中の3時過ぎに会津高原尾瀬口駅に到着。車内で1時間ほど待機して、4時20分のバスに乗り換える。

尾瀬沼 北岸ルート

6時過ぎに終点の尾瀬沼山峠で降り、ようやく1日目がスタート。
この時点での天気は曇り。厚い雲の隙間から僅かながら朝焼けが見えた。今日の予報ではほぼ一日中小雨が降り続くらしい。尾瀬口の気温は一昨年の8月の時よりも若干暖かいぐらいに感じたのだが、ここはさすがにかなり冷え込んでいる。
一旦ダウンジャケットを羽織り、支給されたおにぎりと買い足した味噌汁で腹拵え。

食事と入念なストレッチを終えて、6時45分に沼山峠を出発。
今回は相方を連れていること、先の大雨等の影響で一部コースが通行止めになっていること、いつ雨に降られるか分からないことなどから、宿泊地の東電小屋までほぼ最短コースを歩く。
コースタイム通りだと正午ぐらいには着いてしまう計算になるので、かなりゆっくり、途中の小屋などでは極力しっかりと休憩することに決めていた。
山行としては些か食い足りないプランではあるが、ハイキングとして考えればロングコースだし、その分は 先週にしっかり堪能してある ので、今回はのんびりすることを楽しむことにする。

大江湿原

緩いアップダウンを繰り返しながら、45分で大江湿原に出る。紅葉には若干早いものの、かなり秋の気配を感じる景色が広がっていた。

長蔵小屋

15分ほど歩いて、最初の休憩ポイントである 長蔵小屋 に到着。当初の予定通り、コーヒーを飲みつつのんびり休憩。
晴れていれば燧ヶ岳や至仏山が見えるのだが、生憎の曇天でほとんど見えず。いつ雨が降り出してもおかしくない状況なので、降られずに済んでいるだけ有り難い。

前回はここから尾瀬沼南岸を歩いたけど、今回は7月末の大雨によって木道が崩落しているらしく、仕方が無いので北岸のルートを通って沼尻平を目指す。
南岸ルートの方が少しだけ大回りなので、時間にして30分ほど余計に掛かる。今回は元々時間に余裕があるので、出来れば南岸を使って時間を消費したかったけど、通行止めとあってはどうしようもない。
それにしても、7月末からほぼ1ヶ月半も通行止めが解除されていないということは、相当酷い状況なのだろう。

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