▲ 尾瀬 2011 初秋の陣 (1日目)

沼尻平

長蔵小屋から1時間で、北岸ルートと南岸ルートの合流地点である沼尻平。
個人的な感想としては、南岸よりも北岸ルートの方が若干整備状況が良い気がする。
南岸ルートの記憶は一昨年のものなので、それからどうなっているのか、また今回の崩落でどうなるかは分からないが、南岸の方が細かいアップダウンが多く、それに伴って木道を敷くことが出来ないエリアの割合が若干多いのだろう。
そうは言っても、木道ではない部分もしっかり整備はされているので、強いて歩き易い方を挙げるとすれば、一応北岸ルートかなという程度である。

沼尻平からはしばらく峠道のアップダウンを繰り返す。木道が無い区間が多いものの、基本的に緩やかで凹凸の少ない道なので問題無い。この頃から不定期に小雨がパラつくようになるが、数分で止むし、折り畳み傘でやり過ごせる程度。
あと、このエリアはいろいろなキノコが楽しめた。

見晴十字路 (檜枝岐小屋)

見晴十字路の小屋が見えた辺りで、この日一番の強い雨に遭う。
丁度昼食にするつもりだったので、雨宿りも兼ねて 檜枝岐 (ひのえまた) 小屋 に入る。
見晴は大小合わせて6つもの小屋が林立する一大中継地点になっていて、小さいながらキャンプ場もある。(約束上、排水が出来ないので炊事場は無い)

俺はカレーうどん、相方はカレーライスを注文。
待ち時間に本棚に並べられた雑誌を物色してみると、30年前の「山と渓谷」を発見。雑誌そのものも然ることながら、登山文化の変遷に大きな隔たりを感じた。山ガール…

東電小屋

食事を終えて外に出ると、丁度雨が上がったところだった。昼食のタイミングとしてはベストだったらしい。若干だが晴れ間も見える。

見晴というだけのことはある草原歩きを経て、30分弱で 東電小屋 に到着。
まだ13時を過ぎたぐらいだが、ここがこの日の目的地なので、あとは大してやることが無い。天気が良ければ前回2日目に行った三条の滝まで足を延ばしてみるという選択肢もあるが、この降ったり止んだりの状況では、あの滑り易い急斜面を行き来するのは結構キツい。

自分に割り振られた男性の相部屋、相方の女性の相部屋も共に一番乗りだったので、とりあえず布団を出して寝場所を確保し、14時からの入浴時間を待つ。これ以降は汗を掻くような予定も無いので、さっさと一番風呂に与ってしまおうという魂胆。
東電小屋のお風呂は山小屋と思えないぐらい綺麗で快適。

ヨッピ吊橋 (の先のベンチ)

風呂から上がってビールで一息付いた後、しばらく雨が降らなそうなことを確認して、前回同様 ヨッピ吊橋 まで散歩に出掛ける。東電小屋からは15分ぐらい。
見晴らしの良いベンチが設置された分岐点で、ここでダラダラ過ごすのが最高の贅沢。

東電小屋の夕食

夕食は17時半の回と18時半の回の2回。チェックイン順に割り振られるようで、チェックインが早かった我々は17時半の回。
東電小屋の食事は相変わらず手が込んでいて、梅酒やデザートまで付いている気の配りよう。

食事後は再びヨッピ吊橋に向かい、夕焼けと夜空を堪能しようと思ったが、途中で雨が降り出したので、諦めて小屋に戻った。
19時過ぎから小屋のスタッフによる尾瀬のレクチャーを受けて、そろそろ寝る支度でも始めようと思ったら、男性相部屋は既に消灯されていて焦った。21時消灯のハズなのに、20時の時点で消灯されてるって、さすがに早過ぎないか? (笑)

2日目 に続きます。

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