▲ 春のお手軽ボーナス山行 – 浅間嶺 (903m)

山頂手前の尾根道

人里峠を過ぎると、北側が大きく開けた尾根道となる。この展望は見事。
また、猟銃を持った猟友会の方々と擦れ違った。うーん、熊かなぁ。

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浅間嶺休憩所、展望台

見晴らしの良い尾根から僅かなアップダウンを経て、浅間嶺休憩所に到着。
立派な東屋と綺麗なトイレが設置されていて、やはり北側の展望が良い。ここでも十分に良いポイントだが、浅間嶺のベストポイントはこの先。

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休憩所前の斜面をちょっと上れば、山と高原地図で「展望台ピーク」と記載された場所に辿り着く。
最高地点は先程通過した一本松よりも30mほど低い903mだが、360度の展望はさすがの一言で、真っ白に雪を被った富士山も遠くに顔を覗かせている。

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バス停から2時間ちょっとで難なく着いてしまったため、まだ9時半。昼食には早過ぎるのでさっさと下山しようかとも思ったが、さすがに勿体無いのでカップ麺を食べて大休止。
気温も10度近くまで上がり、風もほとんど無いので、ウインドブレーカーを羽織れば十分なほどに暖かい。

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浅間嶺 → 峠の茶屋

30分程の大休止を終えて、惜しみつつ浅間嶺を出発。

ここまでのコースは基本的にドライコンディションだったのだが、浅間嶺から東側に下り始めて20分ぐらいの区間はスリッピーな泥が所々にある。
とは言っても、かなり緩やかで道幅も広いので、それほど危険を感じるようなことは無かった。

下り始めて間もなくの分岐からは幾つかのバス停へのアクセスが可能だが、今回は「払沢の滝入口」を目指す。折角なので、東京都で唯一「日本の滝百選」に選ばれた 払沢の滝 を見て帰りたいからである。
紅葉や氷瀑といったベストシーズンではないのは残念だが、今回は下見ということで。

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払沢の滝入口への登山道は、途中から岩混じりのゴツゴツとしたコースに変わる。往路に比べると多少歩きづらいが、それでもタイムを稼げるぐらいには均されているので苦労はない。
また、この日唯一の給水ポイントもある。水量は豊富。

下山を始めてから30分ちょっとで、昨年閉店してしまった「そば処 みちこ」の前を通過。入口にはとても丁寧な挨拶が記されていました。
建物はなんと400年前からのもので、子孫の方々が蕎麦屋として2000年にオープンさせたのだとか。
ホームページもあるけど、数日後に「Yahoo! ジオシティーズ」がサービス終了となり、ホームページも運命を共にしてしまうことと思われるので、リンクは貼らずにおきます。
今回歩いた浅間尾根は、かつては甲州古道と呼ばれる重要な街道の1つ。今となっては林業や山行で歩く人が居るだけになってしまったけど、現代とは全く異なる人や物の流れがあったのだと思うと、少しは下調べしてから歩いてみるのも良いかもしれない。