▲ 嵐の前の突貫ハイク – 平標山・仙ノ倉山 (2,026.3m)

仙ノ倉山 → 平標山 → 平標山の家

30分ほどで平標山に戻るが、仙ノ倉山~平標山の間はもう、雲が抜けることは無かった。
復路はここから南に下山して、平元新道~上信越自然歩道を巻く形で駐車場を目指す。林道までの下りが結構キツく、距離もやや長くなるが、林道に出てしまえば雨でも問題無い。
松手山コースは最後の最後に急坂が待っているので、そこで降られることを嫌っての選択だ。

山頂からの下りは木の階段が延々と続き、疲労した足腰にはやや堪える。晴れていれば正面が素晴らしい展望だったはずなのだが…


山頂から30分で「平標山の家」。
あまり情報が無く分かっていなかったのだが、10年程前に新築された綺麗な山小屋だった。5~10月は有人で宿泊も可能らしい。
小屋の前には仙平清水なる湧き水もあり、給水が可能。チップトイレもある。


平標山の家以降も比較的急な斜面をガシガシ下る。山頂から小屋までの区間も含めて、本当に下り一辺倒。このコースは上りに使いたくない…
途中、メンバーの1人が腹痛 (および便意) を訴えたため、ストッパと正露丸を処方して何とか踏み止まらせるというスリリングな一幕もあった。

小屋から50分で上信越自然歩道に合流。登山道はここで終わり、以降は砂利の林道となる。駐車場までは1時間近く掛かるものの、ここまでで一気に標高を稼いだ分、傾斜は緩やか。
これで天候が悪化しても駐車場まで不安無く歩くことが出来ると思ったが、下ったことで雲から抜けたらしく、下の方は当分振り出しそうな気配は無かった。
リスクヘッジの観点で選択したコースだが、降らないなら降らないに越したことはない。濡れた装備で車に戻るのは、単純に面倒極まりないものだ。

登山道終点から25分でゲートを抜けて、駐車場までは岩魚沢林道を更に15分。

平標登山口 駐車場、宿場の湯

13時半、駐車場に帰着。今のところ、しばらく雨の心配は無さそう。
荷解きと着替えを済ませて、近場の入浴施設を検索。車で5分ちょっとの距離に 宿場の湯 という丁度良い温泉を見付けたので、そこに向かうことにする。
駐車場は1日500円との情報もあったが、現在は値上がりしたらしく600円。ただ、宿場の湯の割引券 (600円→480円) を貰えたので、トータルではなかなかお得。

こじんまりとした、宿場の湯。
露天風呂が無いのは残念だが、時間帯のせいか空いており、サウナ&水風呂があるのはプラスポイント。
夕食をどうしようか相談し、やはりラーメンだろうという結論に至ったのだが、目指すラーメン屋の開店時間まで2時間近くある。帰り道の疲れも考慮して、休憩室で仮眠することに。

ラーメン香華

今回の山行を締め括るべく、白羽の矢を立てた「ラーメン香華」。月夜野ICから近いので、関越道に乗り易いのもメリット。
開店少し前に着いたタイミングでは我々しか居なかったのに、15分も経つと駐車場は満車状態。どうやら地元の人気店らしい。
各々、現在の一押しメニューである「濃厚鶏白湯らぁめん (白/黒)」を注文。白はベーシックな白湯 (ただし濃厚) 、黒はそこに麻油と黒胡椒等でジャンクに振った派生メニューとのこと。
山から戻った空腹野郎の胃袋には少々食い足りない感じもあったけど、想像の上を行くなかなかの美味しさだった。

帰宅

店を出て、そのまま関越道に乗って東京を目指す。
本格的に走り出す前に、まずは 赤城高原SA で土産物を物色。友人曰くホルモンがおススメとのことで、それと菓子類を購入した。

あとはひたすら走るのみだが、3連休の中日でも関越道は渋滞。高坂SA付近で30km・90分は、まぁそんなもんかなといった感じ。
それでも武尊山の帰りが1人だったことを思えば、今回は5人居て睡魔と無縁で走れるのは心強い。温泉の休憩所で仮眠を取ったことも効いている。
20時半に練馬に戻り、あとはメンバーをドロップして終了。自分は吉祥寺に21時着、21時半に帰宅だった。

今年は山に限らず、雨に祟られることがとにかく多く、今回も悩まされた。
何とか中止を回避して充実した山行に出来たので悔いは無いが、貴重な年1回の泊まり山行をこういう形で消費してしまったことは痛恨の極みという他無い。
来年ともなるとまだ随分先の話になってしまうが、少しでも早くリベンジマッチに挑めるように準備を進めたい。

DATA

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